Users Guide
デバイス検出のトラブルシューティング
デバイス検出に失敗する場合は、次の手順を実行して問題をトラブルシュートし、修正します。
1. 検出対象のデバイスが PowerEdge システムの場合は、OpenManage Server Administrator がそのデバイス上にインストールされているこ
とを確認します。
2. Windows デバイスを正常に検出するには、SNMP サービスを適切に設定します。Windows 上で SNMP サービスを設定する方法の詳細
については、「Windows 上での SNMP サービスの設定」を参照してください。
3. Linux デバイスを正常に検出するには、SNMP サービスを適切に設定します。Linux 上で SNMP サービスを設定する方法の詳細について
は、「
Linux 上での SNMP サービスの設定」を参照してください。
4. SNMP サービスを設定した後、SNMP サービスが正しく応答するかどうかを確認します。
5. 検出対象のデバイスが Microsoft Windows であり、検出に WMI を使用する場合は、WMI 資格情報として使用されるユーザー名とパス
ワードに、検出するマシンでのローカルな管理者特権が与えられていることを確認します。
Microsoft wbemtest ユーティリティを使用して、
Windows Server への WMI 接続が正しいことを確認できます。
6. 検出対象のデバイスが非サーバネットワークデバイス(プリンタ、Networking イーサネットスイッチなど)の場合は、そのデバイス上で SNMP
が有効になっていることを確認します。この確認は、デバイスのウェブインタフェースにアクセスすることで実行できます。
Windows 上での SNMP サービスの設定
1. コマンド実行プロンプトを開き、services.msc と入力してサービス MMC を開きます。
2. SNMP サービス を右クリックし、プロパティ を選択します。SNMP サービスが見つからない場合、Windows コンポーネントの追加と削除
を使用してインストールする必要があります。
3. セキュリティ をクリックし、すべてのホストから SNMP パケットを受け付ける が選択されていることを確認します。
4. 受け入れるコミュニティ名 の下で、パブリック(またはカスタマイズしたコミュニティ文字列)が設定されていることを確認します。デフォルトで
設定されていない場合は、追加 をクリックし、コミュニティ名 にコミュニティ文字列を入力します。また、コミュニティ権限を 読み取り専用 また
は 読み取り / 書き込み.として選択します。
5. トラップ をクリックし、コミュニティ文字列 フィールドに有効な名前が設定されていることを確認します。
6. トラップの送信先 で 追加 をクリックし、OpenManage Essentials コンソールの IP アドレスを入力します。
7. サービスを起動します。
Linux 上での SNMP サービスの設定
1. コマンド rpm -qa | grep snmp を実行し、net-snmp パッケージがインストールされていることを確認します。
2. cd /etc/snmp を実行して、snmp ディレクトリに移動します。
3. snmpd.conf を VI エディタで開きます(vi snmpd.conf)。
4. snmpd.conf 内で # group context sec.model sec.level prex read write notif を検索し、read、write、および notif の各フィールド
の値が all に設定されていることを確認します。
5. snmpd.conf ファイルの末尾において、Further Information の直前に、Open Manage Essentials コンソールの IP アドレスを次の形式で
入力します。 trapsink <OPEN MANAGE ESSENTIALS コンソールの IP> <コミュニティ文字列> たとえば、trapsink
10.94.174.190 public と入力します。
6. SNMP サービスを起動します(service snmpd restart)。
SNMP トラップの受信に関するトラブルシューティング
SNMP トラップの受信に関する問題が発生した場合は、次の手順を実行して問題をトラブルシュートし、修正します。
1. 問題の発生した 2 つのシステム間のネットワーク接続を確認します。ping <IP アドレス> コマンドを使用して一方のシステムからもう一方のシ
ステムへ Ping することにより接続を確認できます。
2. 管理ノード上の SNMP 設定を確認します。管理ノードの SNMP サービスに OpenManage Essentials コンソールの IP アドレスとコミュニテ
ィ文字列名が指定済みであることを確認します。
Windows システム上での SNMP の設定方法の詳細については、「Windows 上での SNMP サービスの設定」を参照してください。
Linux システム上での SNMP の設定方法の詳細については、『Linux 上での SNMP サービスの設定』を参照してください。
3. SNMP トラップサービスのサービスが OpenManage Essentials システム内で実行中であることを確認します。
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