Users Guide
コマンドラインタスクにトークン(代替パラメーター)を入力して、スクリプトファイル、実行可能ファイル、コマンド、またはバッチファイルに渡し、
OpenManage Essentials で検出されるデバイス上でローカルスクリプトを実行できます。
一般的なコマンドラインタスクを管理するには、次の手順を実行します。
1. OpenManage Essentials から、 管理 → リモートタスク → 一般タスク → コマンドラインタスクの作成をクリックします。
2. 一般 タブで、一般コマンド を選択します。
3. 必要に応じて、タスク名を更新します。
4. ローカルシステムで実行するためのパスとコマンド(バッチ、スクリプト、または実行可能ファイル)を入力します。
5. (オプション)コマンドの引数を入力します。$USERNAME および $PASSWORD を 引数 で使用すると、スクリプト資格情報 で資格情報
を入力することにより、コマンドに資格情報を渡すことができます。
$IP または $RAC_IP を 引数 で使用すると、各ターゲットの IP アドレスを
コマンドに渡すことにより、選択されたターゲットに対してコマンドを実行できます。
メモ: 引数 フィールドに入力するトークンは、すべて大文字または小文字にする必要があります。例えば、$HOSTNAME または
$hostname にします。
メモ: トークンまたは引数を必要としないコマンドを実行している場合は、スクリプト資格情報 の項と タスクのターゲット タブは表
示されません。
6. (オプション)最初にデバイスに対して ping を実行する場合は、デバイスの ping を選択します。
7. (オプション)ファイルへ出力 を選択して、複数のターゲットからタスクの出力をキャプチャします。パスおよびファイル名を入力します。
• 選択したターゲットすべてからの情報をログするには、追加 を選択します。
• 検知されたエラーのすべてをログファイルに書き込むには、エラーを含める を選択します。
8. タスクのターゲット で、次のいずれかを実行します。
• ドロップダウンリストでクエリを選択するか、新規 ボタンをクリックして新規クエリを作成します。
• コマンドを実行するターゲットを選択します。
9. スケジュールと資格情報 で、OpenManage Essentials システムでコマンドを実行するための権限を持つローカル管理者の資格情報を入
力します。タスクのスケジュールを設定して、終了 をクリックします。
関連するリンク
トークンについて
一般コマンド
トークンについて
バッチ、スクリプト、または実行可能ファイルに値を渡すときに使用できるトークンは以下のとおりです。
• $IP および $RAC_IP — これらの引数を使用すると、コマンドラインタスクの作成 画面に タスクのターゲット タブが表示されます。タスク
のターゲット
タブでは、引数を渡すターゲットを選択できます。$IP はサーバー IP の代わりに使用され、$RAC_IP は RAC (iDRAC) IP の代
わりに使用されます。タスクのターゲット タブから、グループまたはデバイスを選択するか、動的クエリを使用できます。
• $USERNAME および $PASSWORD — 一部のインスタンスでは、バッチファイルまたはスクリプトファイルでリモートシステムに対する資格情
報を指定する必要があります。$USERNAME または $PASSWORD が引数で使用されると、これらの値に対する スクリプト資格情報 の
項が表示されます。スクリプト資格情報 の項に入力された資格情報はコマンドラインに渡されます。いずれかの値または両方の値を渡すこと
ができます。
メモ: スクリプト資格情報 の項には両方の値を入力する必要があります。1 つの値を使用する必要がない場合は、フィールドに任
意のテキストを入力すると、トークンが使用されない場合に無視されます。
• $NAME — このトークンは、OpenManage Essentials デバイスツリー で見つかったシステムの名前を渡します。多くの場合、この名前はシス
テムのホスト名ですが、一部のインスタンスでは、IP アドレスか、Dell Rack System – SVCTAG1 などの文字列になることがあります。
スクリプトへのトークンの受け渡し
バッチファイルまたはスクリプトを使用している場合は、%1、%2、%3 の形式を使用して OpenManage Essentials から渡される値を受け取ってく
ださい。値は 引数 フィールドの左から右に入力された順番に渡されます。
例えば、引数として $USERNAME $PASSWORD $IP $RAC_IP $NAME を使用する場合、バッチファイルとそれに続く Echo
%1 %2 %3 %4 %5 により、以下の結果が表示されます。
C:\Windows\system32>echo scriptuser scriptpw 10.36.1.180 10.35.155.111 M60505-W2K8x64
scriptuser scriptpw 10.36.1.180 10.35.155.111 M60505-W2K8x64
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