Users Guide

3. トラップ転送設定 で、テストトラップを目標の管理ステーションに送るために、転送先のホスト名または IP アドレスを指定し、コミュニティ情
報を入力して 処置のテスト をクリックします。設定された送信先に同じフォーマットでトラップを転送するには、オリジナルフォーマットでのト
ラップの転送 をクリックし、次へ をクリックします。
4. 重要度の関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいアラートの重大度を割り当て、次へ をクリックします。
5. カテゴリとソースの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいアラートカテゴリソースを割り当て、次へ をクリックします。
6. デバイスの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいデバイスまたはデバイスグループを割り当て、次へ をクリックします。
7. デフォルトでは、トラップ転送処置は常にアクティブです。アクティビティを制限するには、日時の関連付け で、日付範囲、時間範囲、または
日数を入力して、次へ をクリックします。
8. 概要 で入力を確認して 終了 をクリックします。
すべてのトラップの状態重大度は正常に設定されており、正常なアラート処理を行うためには、重大度、カテゴリ、およびデバイスの組み合わ
せに、先行の手順で選択したものを参照する必要があります。
アラートの転送使用事例シナリオ
本項は、SNMP v1 および SNMP v2 プロトコルを使用してアラートを転送するシナリオについて説明します。シナリオは以下のコンポーネントで構
成されています。
MNv1 と呼ばれる、SNMP v1 エージェントがインストールされた管理下ノード
MNv2 と呼ばれる、SNMP v2/v2c エージェントがインストールされた管理下ノード
MS1 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 1
MS2 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 2
MS3 と呼ばれる、サードパーティソフトウェアがインストールされた管理下ステーション 3
シナリオ 1 - SNMP v1 プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1 アラートは MNv1 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS2 に転送されます。転送アラートのリモートホストを取得
しようとすると、アラートが MNv1 から発生していることから、MNv1 の名前が表示されます。SNMP v1 アラート標準では、SNMP v1 アラートでエ
ージェント名を設定することができるので、MNv1 が表示されます。
シナリオ 2 SNMP v2/v2c プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v2 アラートは MNv2 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS3 に転送されます。MS3 から転送アラートのリモートホ
ストを取得しようとすると、MS1 として表示されます。
SNMP v2 アラートには、エージェント名を指定するフィールドがないので、アラートを送信するホストがエージェントと想定されます。SNMP v2 アラ
ートが MS1 から MS3 に転送されると、MS1 は問題の発生源とみなされます。この問題を解決するには、SNMP v2 または v2c アラートを転送
するときに、OID .1.3.6.1.6.3.18.1.3.0 として varbind(変数は エージェントアドレス)が追加されます。これは、RFC2576-MIB で指定された標
OID に基づいて設定されています。MS3 から エージェントアドレス を取得しようとすると、MNv2 と表示されます
メモ: SNMP v2 アラートが MS1 から MS2 に転送される場合、MS1 は転送されたトラップと一緒に追加の OID も解析するため、リ
モートホストは
MNv2 と表示されます。
シナリオ 3 SNMP v1 または v2 プロトコルのいずれかを使用した OMEssentials フォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1 アラートは MNv1 から MS1 に送信され、その後 MS2 に転送されます。転送されたアラートのリモートホストを取得す
ると、MS1 と表示されます。アラートの重要度とメッセージも MS1 に定義され、MNv1 によって定義されたオリジナルの重要度とメッセージは表示
されません。
メモ: SNMPv2 トラップでも同様の動作になります。
サンプルアラート処置の使用例での作業
サンプルアラート処置は、アプリケーションの起動、電子メール、無視 および トラップ転送 のアラート処置で使用できます。サンプルアラート処
置の使用事例はデフォルトで無効になっています。
サンプル使用事例を有効にするには、使用事例を右クリックして 有効にする を選択します。
アラート処置の使用例
アプリケーションの起動
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