Users Guide
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導入と再プロビジョニング
サーバとシャーシにはそれぞれ、デバイスの設定と機能を記述する属性値の大きなリストがあります。これらの設定は、サーバを機能させるため、オ
ペレーティングシステムの導入前に適切に設定する必要があります。導入ポータル では、サーバまたはシャーシの初期設定、およびオペレーティン
グシステム導入を実行することができます。このポータルにより、Lifecycle Controller システム、iDRAC、BIOS、RAID、サーバ用 NIC、およびシャ
ーシ用 CMC の設定が含まれるサーバまたはシャーシの設定テンプレートの作成が可能になります。これらの設定テンプレートは、オペレーティング
システムの導入プロセスが事前定義済みの起動可能 ISO イメージからキックオフされる前に、初期設定用に複数のサーバまたはシャーシに導入
できます。
導入ポータル を使用することにより、次の操作が可能になります。
• デバイス設定テンプレートの作成
• デバイス設定テンプレートの編集
• シャーシインフラストラクチャテンプレートの作成
• 再利用およびベアメタルグループへのデバイスの追加
• 再利用およびベアメタルデバイスグループからのデバイスの変更または削除
• ベアメタルサーバーの導入
• 仮想 I/O 識別情報プールを作成する
• コンピュートプールを作成する
• 仮想 I/O ID を使用したサーバーの導入(ステートレスな導入)
• サーバーの交換
• 作成済みのタスクとその状態の表示
• ファイル共有導入の設定
メモ: OpenManage Essentials バージョン 2.4 では、次のデバイスのデバイス設定導入および設定コンプライアンスタスクのためにス
トリーミング機能が使用されます。
• 最新バージョンの iDRAC7 または 8 を装備し、ファームウェアバージョン 2.50.50.50 以降がインストールされている PowerEdge サー
バ。
• 最新バージョンの iDRAC9 を装備し、ファームウェアバージョン 3.00.00.00 以降がインストールされている PowerEdge サーバ。
Windows オペレーティングシステムのセキュリティ上の理由から、サーバを最新のファームウェアバージョンにアップグレードし、ファイル
共有設定を使用しないようにすることをお勧めします。
メモ: 再利用およびベアメタルデバイスグループのデバイスが、デバイス設定導入のターゲットとして表示されます。デバイス設定を導
入するには、再利用およびベアメタルグループにデバイスを明示的に追加する必要があります。ベアメタル導入では、導入完了後に再
利用およびベアメタルグループからデバイスを削除することができます。
メモ: デバイス設定導入 および 設定コンプライアンス 機能は、iDRAC を搭載した対応 PowerEdge サーバに対してライセンス付与
(有料)されています。PowerEdge VRTX および PowerEdge FX2/FX2s シャーシで設定コンプライアンスの検証を行うと同時にデバ
イス設定の作成と導入を行うには、CMC Enterprise ライセンスが必要です。ライセンスに関する詳細については、「OpenManage
Essentials — サーバ設定管理ライセンス」を参照してください。
メモ: PowerEdge M1000e シャーシまたは IOA でデバイス設定の作成または導入を行う場合には、ライセンスは必要ありません。
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