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トラブルシューティング
OpenManage Essentials トラブルシューティングツール
OpenManage Essentials トラブルシューティングツールは、OpenManage Essentials と共にインストールされるスタンドアローンツールです。トラブ
ルシューティングツールは、検出およびアラートの問題の原因であることが多い、さまざまなプロトコル関連の問題に使用できます。
このツールでは、リモートノードに関する問題を特定するために、次のプロトコルに特有の診断を利用できます。
データベース リモートボックスに存在するユーザー定義データベースをすべて取得します。
Dell EMC Dell EMC ストレージデバイスへの接続を確認します。
ICMP ローカルボックスからリモートデバイスを ping できるかどうかを確認します。
IPMI BMC/iDRAC に接続するための IPMI プロトコルを確認します。
名前解決 解決された名前をローカルボックスから取得できるかどうかを確認します。
OpenManage Server Administrator Remote Enablement このテストは、OpenManage Server Administrator Remote
Enablement 機能が管理下ノード(Remote Enablement コンポーネントがインストールされた OpenManage Server Administrator)上で
動作しているかどうかを確認するのに役立ちます。このツールは、Administrator Distributed Web ServerDWS)と同じように動作し、
WSMAN プロトコルを使用して Server Administrator 管理ノード計装エージェントに接続します。
接続に成功するには、管理ノードに OpenManage Server Administrator がインストールされていて Remote Enablement 機能が動作して
いる必要があります。
ポート 指定したポートを管理ノードがリスニング中かどうかを確認します。165,535 のポート番号を指定できます。
PowerVault モジュラーディスクアレイ PowerVault ストレージデバイスへの接続に PowerVault モジュラーディスクストレージアレイプロトコル
が使用されているかどうかを確認します。
サービス SNMP プロトコルを使用して、管理ノード上で実行中のサービスを取得します。
SNMP 必要な SNMP コミュニティ文字列、再試行、タイムアウトを使用して、リモートノードへの SNMP 接続を確認します。まず MIB-II
エージェント、次に他のエージェントへの接続を試行してデバイスの種類を検出します。トラブルシューティングツール は、デバイスからのその他
のエージェント固有情報の収集も行います。
SSH 管理ノードへの接続に SSH プロトコルが使用されているかどうかを確認します。
WMI リモートノードへの WMI/CIM 接続を確認します。デフォルトの再試行回数およびタイムアウト値が内部で使用されます。
WSMAN リモートノード上の WSMAN クライアントへの接続を試行します。このテストを使用して、WSMAN 仕様をサポートしている
iDRACESX、および他のデバイスの接続性に関する問題を検証できます。このテストはそれらのデバイスに接続し、リモートデバイス上で有
効になっている公開された WSMAN プロファイルのリストも表示します。
トラブルシューティング手順
インベントリのトラブルシューティング
インベントリ済みの Linux サーバがインベントリ未施行システムにリストされ、何度再試行してもこの状態が解決されない。
Red Hat Enterprise Linux 5.5SUSE Linux Enterprise Server バージョン 10 およびバージョン 11 がインストールされたサーバでこの問題を解決
するには、次の手順を行います。
1. Systems Management Tools and Documentation DVDSystems Management ツールおよびマニュアル DVD(バージョン 6.5
降)を Linux サーバにマウントします。
2. srvadmin-cm rpm をインストールします。
3. OpenManage Server Administrator 6.5 を再起動します。
4. OpenManage Server Administrator インベントリコレクタが機能していることを、/opt/dell/srvadmin/sbin/invcol から /invcol -outc=/
home/inv.xml
を実行して確認します。
5. サーバのインベントリを実行します。
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