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アラートの転送
複数の管理ステーションからのアラートを 1 つの管理ステーションにまとめることができます。例えば、複数の場所に管理ステーションがあり、1 つの中
央の場所から状態を表示してアクションを実行できます。転送アラートの動作の詳細に関しては、「アラート転送使用事例」を参照してください。
アラート転送を作成するには、次の手順を実行します。
1. 管理アラート一般タスク新しいトラップ転送のアラート処置を選択します。
2. 名前と説明 でトラップ転送名と説明を入力し、次へ をクリックします。
3. トラップ転送の設定 で、テストトラップを送信先の管理ステーションに送信するため、送信先のホスト名または IP アドレス、コミュニティ情報
を入力し、
処置のテスト をクリックします。設定された送信先に同じフォーマットでトラップを転送するには、オリジナルフォーマットでのトラッ
プの転送 をクリックし、次へ をクリックします。
4. 重要度の関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいアラートの重大度を割り当て、次へ をクリックします。
5. カテゴリおよびソースの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいアラートカテゴリソースを割り当て、次へ をクリックします。
6. デバイスの関連 で、このトラップ転送アラートに関連付けたいデバイスまたはデバイスグループを割り当て、次へ をクリックします。
7. デフォルトでは、トラップ転送処置は常にアクティブです。アクティビティを制限するには、日時の関連付け で、日付範囲、時間範囲、または
日数を入力して、次へ をクリックします。
8. 概要 で入力を確認して 終了 をクリックします。
すべてのトラップの状態重大度は正常に設定されており、アラート処理を成功させるためには、重大度、カテゴリ、およびデバイスの組み合わ
せには、先行の手順で選択したものを参照する必要があります。
アラートの転送使用事例シナリオ
本項は、SNMP v1 および SNMP v2 プロトコルを使用してアラートを転送するシナリオについて説明します。シナリオは次のコンポーネントで構成
されます。
MNv1 と呼ばれる、SNMP v1 エージェントがインストールされた管理下ノード
MNv2 と呼ばれる、SNMP v2/v2c エージェントがインストールされた管理下ノード
MS1 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 1
MS2 と呼ばれる、OpenManage Essentials がインストールされた管理下ステーション 2
MS3 と呼ばれる、サードパーティソフトウェアがインストールされた管理下ステーション 3
シナリオ 1 SNMP v1 プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v1 アラートは MNv1 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS2 に転送されます。転送アラートのリモートホストを取得
しようとすると、アラートが MNv1 から発生していることから、MNv1 の名前が表示されます。SNMP v1 アラート標準では、SNMP v1 アラートでエ
ージェント名を設定することができるので、MNv1 が表示されます。
シナリオ 2 SNMP v2/v2c プロトコルを使用したオリジナルフォーマットでのアラート転送
このシナリオでは、SNMP v2 アラートは MNv2 から MS1 に送信され、次に MS1 から MS3 に転送されます。MS3 から転送アラートのリモートホ
ストを取得しようとすると、MS1 として表示されます。
SNMP v2 アラートには、エージェント名を指定するフィールドがないので、アラートを送信するホストがエージェントと想定されます。SNMP v2 アラ
ートが MS1 から MS3 に転送されると、MS1 は問題の発生源とみなされます。この問題を解決するには、SNMP v2 または v2c アラートを転送
するときに、OID .1.3.6.1.6.3.18.1.3.0 として varbind(変数は エージェントアドレス)が追加されます。これは、RFC2576-MIB で指定された標
OID に基づいて設定されています。MS3 から エージェントアドレス を取得しようとすると、MNv2 と表示されます。
メモ: SNMP v2 アラートが MS1 から MS2 に転送される場合、MS1 は転送されたトラップと一緒に追加の OID も解析するため、リ
モートホストは
MNv2 と表示されます。
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