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ワールド ワイド ノード名(WWNN)とワールド ワイド ポート名(WWPN)によって定義される ID。WWNN ID は、FC ファブ
リックのノード(デバイス)に割り当てられ、デバイスの一部またはすべてのポートで共有されることがあります。WWPN ID
は FC ファブリックでの各ポートに割り当てられ、各ポートで固有です。WWNN ID と WWPN ID は、SAN からの起動のサポート
や、FC および Fibre Channel over Ethernet(FCoE)プロトコルを使用したデータ アクセスに必要です。
• Fibre Channel over Ethernet(FCoE)ID
FCoE を操作するための一意の仮想 ID。MAC アドレスおよび FC アドレス(WWNN および WWPN)で定義される ID。WWNN
ID と WWPN ID は、SAN からの起動のサポートや、FC および Fibre Channel over Ethernet(FCoE)プロトコルを使用したデータ
アクセスに必要です。
OpenManage Enterprise では ID プールを利用して、サーバ導入に使用したデバイステンプレートに仮想識別情報を自動的に割り当て
ます。
メモ:
• 既存の ID プールに属しているが、OpenManage Enterprise 以外に導入されていた ID については、新しい設定インベント
リー ジョブを識別し、アプライアンスで「割り当て済み」として指定する必要があります。
• すでに割り当てられている仮想 ID は、これらの ID がクリアされない限り、新しい導入環境では使用されません。
ID
プールの作成
1 つ以上の仮想 ID タイプで構成される ID プールを作成することができます。
仮想 ID タイプのプールは、次の手順で作成します。
1. 設定 ページで、ID プール をクリックします。
2. 作成 をクリックします。
3. ID プールの作成 ダイアログボックスの プール情報 で、次の手順を実行します。
a. ID プールの固有の名前と適切な説明を入力します。
b. 次へ をクリックします。
4. イーサネット セクションで、次の手順を実行します。
a. MAC アドレスを含めるには、イーサネット仮想 MAC アドレスを含める チェックボックスをオンにします。
b. 開始 MAC アドレスを入力し、作成する仮想 MAC ID の数を指定します。
5. iSCSI セクションで、次の手順を実行します。
a. iSCSI MAC アドレスを含めるには、iSCSI MAC アドレスを含める チェックボックスをオンにします。
b. 開始 MAC アドレスを入力し、作成する iSCSI MAC アドレスの数を指定します。
c. iSCSI イニシエータの設定 を選択し、IQN プレフィックスを入力します。
d. iSCSI イニシエータ IP プールを有効にする を選択し、ネットワークの詳細を入力します。
メモ: iSCSI イニシエータ IP プールは IPv6 アドレスをサポートしていません。
6. FCoE セクションの場合で、以下の手順を実行します。
a. FCoE ID を含めるには、FCoE ID を含める チェックボックスをオンにします。
b. 開始 MAC アドレスを入力し、作成する FCoE ID の数を指定します。
メモ: WWPN および WWNN アドレスは、それぞれ MAC アドレスに 0x2001 および 0x2000 をプレフィックスとして
付けることによって生成されます。
7. Fibre Channel セクションで、以下の手順を実行します。
a. FC ID を含めるには、FC ID を含める チェックボックスをオンにします。
b. ポストフィックスオクテット(6 オクテット)とともに、作成する WWPN アドレスと WWNN アドレスの数を入力します。
メモ: WWPN および WWNN アドレスは、用意されたポストフィックスに、それぞれ 0x2001 および 0x2000 をプレフ
ィックスとして付けることによって生成されます。
ID プールが作成され、ID プール タブにリストされます。
ID プールの作成 - ファイバチャネル
ファイバチャネル(FC)アドレスを ID プールに追加できます。FC は WWPN/WWNN アドレスで構成されています。
FC ID
を含める
FC アドレスを ID プールに追加するには、このチェックボックスを選択します。
デバイス設定テンプレートの管理 71