Users Guide
• 故障が予測される、またはすでに故障したサーバーは、I/O ID を別の予備のサーバーに移動することで交換できます。
• ワークロードの高いときに追加のサーバーを導入して、コンピューティング能力を向上させることができます。
ID プール タブでは、仮想 I/O プールを作成、編集、削除、またはエクスポートすることができます。
ステートレスな導入の概要
仮想 ID 属性があるデバイス設定テンプレートをターゲットデバイスに導入するには、次の手順に従います。
1. デバイステンプレートの作成 - 導入 タブの下にある テンプレートの作成 タスクをクリックして、デバイステンプレートを作成
します。テンプレートは、設定ファイルからでも、リファレンスデバイスからでも、作成できます。
2. ID プールの作成 - ID プール タブの下にある 作成 タスクをクリックして、1 つ以上の仮想 ID タイプのプールを作成します。
3. 仮想 ID のデバイステンプレートへの割り当て - テンプレート ペインからデバイステンプレートを選択し、ネットワークの編集
をクリックして、デバイステンプレートに ID プールを割り当てます。また、タグ付きおよびタグなしネットワークを選択して、
ポートに最小および最大帯域幅を割り当てることもできます。
4. ターゲットデバイスでのデバイステンプレートの導入 - 導入 タブの テンプレートの導入 タスクを使用して、デバイステンプレ
ートと仮想 ID をターゲットデバイスに導入します。
ID プールの作成 - プール情報
ID プールは、以下のために、ネットワーク ID を仮想化するためのサーバ上のテンプレートベースの導入に使用されます。
• イーサネット
• iSCSI
• ファイバチャネルオーバーイーサネット(FCoE)
• ファイバチャネル(FC)
これらの各カテゴリで最大 5000 の ID プールを作成することができます。
サーバ導入プロセスでは、テンプレートの説明からサーバを提供しながら、プールから次に使用可能な ID をフェッチして使用しま
す。その後、環境内でネットワークまたはストレージリソースへのアクセスを失うことなく、あるサーバから別のサーバにプロファ
イルを移行できます。
プール内のエントリ数を編集できます。ただし、エントリ数を割り当て済みの数または予約された数より少なくすることはできま
せん。割り当てられていなまたは予約されていないエントリを削除することもできます。
プール名 ID プールの名前を入力します。プール名の最大長は 255 文字です。
説明 ID プールの説明を入力します。説明の最大長は 255 文字です。
処置
次へ イーサネット タブを表示します。
完了 変更を保存して、ID プール ページを表示します。
キャンセル 変更を保存せずに ID プールの作成 ウィザードを閉じます。
ID プール
ID プールは、ネットワーク通信に必要な 1 つ以上の仮想 ID タイプの集合です。ID プールには、次の仮想 ID タイプの組み合わせを含
めることができます。
• メディアアクセスコントロール(MAC)アドレスによって定義されるイーサネット ID。MAC address は Ethernet(LAN)通信に
必要です。
• ワールドワイドノード名(WWNN)と ワールドワイドポート名(WWPN)によって定義されるファイバチャネル(FC)ID。
WWNN ID は、FC ファブリックのノード(デバイス)に割り当てられ、デバイスの一部またはすべてのポートで共有されること
があります。WWPN ID は FC ファブリックでの各ポートに割り当てられ、各ポートで固有です。WWNN ID と WWPN ID は、SAN
からの起動のサポートや、FC および Fibre Channel over Ethernet(FCoE)プロトコルを使用したデータアクセスに必要です。
• iSCSI 修飾名(IQN)によって定義される iSCSI ID。IQN ID は iSCSI プロトコルを使用した SAN からの起動をサポートするために
必要です。
58 デバイス設定テンプレートの管理