Users Guide
• シャーシ用にカスタマイズされたデバイス検出ジョブ プロトコルの作成 - 検出プロトコルの追加設定
• Dell ストレージ検出ジョブを作成するための検出モードの指定
• ネットワーク スイッチ検出ジョブを作成するための検出モードの指定
• HTTPS ストレージ デバイス用にカスタマイズされたデバイス検出ジョブ プロトコルの作成 - 検出プロトコルの詳細設定
• SNMP デバイス用のカスタマイズしたデバイス検出ジョブプロトコルの作成
• 複数のプロトコル検出ジョブを作成する検出モードの指定
• デバイス検出ジョブの削除
サーバーから開始される検出機能を用いたサーバーの自動
検出
OpenManage Enterprise バージョン 3.4 では、iDRAC ファームウェアがバージョン 4.00.00.00 以降であるサーバーの自動検出が行えま
す。アプライアンスの構成において、DNS のクエリーによって自動的にコンソールを見つけて、検出を開始できるように、アプラ
イアンスを設定可能です。
サーバーから開始される検出を利用するには、次の前提条件を満たしている必要があります。
● この機能の適用は、iDRAC ファームウェアがバージョン 4.00.00.00 のサーバーの場合のみ可能です。
● サーバーは OpenManage Enterprise と同じドメインに存在する必要があります。
● TUI を用いて DNS に構成情報を追加するには、OpenManage Enterprise が DNS に登録されている必要があります。DNS が
OpenManage Enterprise からの自動アップデートを許可することが推奨されます。
● サーバーからの複数のアナウンスを回避するために、DNS 上のアプライアンス コンソールの古いレコードをクリーンアップする
必要があります(存在する場合)。
OpenManage Enterprise でサーバーの自動検出を行うには、次の手順に従います。
1. 次のいずれかの方法を用いて、OpenManage Enterprise の構成情報を DNS に追加します。
● TUI - TUI インターフェイスを用いて[サーバーから開始される検出の構成]オプションを有効にします。詳細については、
テキストユーザーインタフェースの使用による OpenManage Enterprise の設定 、p. 24 を参照してください。
● 手動 - アプライアンス上でインターフェイスが構成されているネットワーク上の DNS サーバーに、次の 3 つのレコードを追
加します。すべての<domain>インスタンスを適切な DNS ドメインとシステム ホスト名に交換するようにしてください。
○ _dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 PTR ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain>
○ ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 TXT URI=/api/DiscoveryConfigService/Actions/
DiscoveryConfigService.SignalNodePresence
○ ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 SRV 0 0 443 <hostname>.<domain>
たとえば、nsupdate を使用して、次の情報を参照できます。
1) To create hostname record
>update add omehost.example.com 3600 A XX.XXX.X.XX
2) To add records for Server-initated discovery
>update add _dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 PTR ptr.dcimprovsrv._
tcp.example.com.
>update add ptr.dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 TXT URI=/api/
DiscoveryConfigService/Actions/DiscoveryConfigService.SignalNodePresence
>update add ptr.dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 SRV 0 0 443 omehost.example.com.
2. デフォルトでは、アプライアンスの検出と承認ポリシーは自動に設定されており、コンソールとの接続を確立するサーバーは自
動的に検出されます。設定の変更については「コンソールプリファレンスの管理 、p. 144」を参照してください。
3. アプライアンスの構成をここまでの手順で説明したように行うと、DNS へのクエリーによってサーバーは OpenManage
Enterprise との接続を開始することができます。アプライアンスによるサーバーの検証が、サーバーのクライアント証明書が Dell
CA によって署名されていることが確認された後に行われます。
メモ: サーバーの IP アドレスや SSL 証明書が変更されていた場合、サーバーは再度 OpenManage Enterprise との接続を開始
します。
4. [監視] > [サーバーから開始される検出]ページには、コンソールとの接続が確立されたサーバーが一覧表示されます。また、
コンソールには認証情報が追加されているが、まだ接続が開始されていないサーバーも表示されます。サーバーに関する次のス
テータスが、前述した条件に基づいて表示されます。
監視または管理のためのデバイスの検出 109