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デバイス設定コンプライアンスの管理
[OpenManage Enterprise] > [設定] > [設定コンプライアンス]の順に選択すると、ビルトインまたはユーザーが作成したコ
ンプライアンス テンプレートを使用して設定 - コンプライアンス ベースラインを作成できます。コンプライアンス テンプレート
は、既存の導入テンプレートやリファレンス デバイスから作成することもできれば、ファイルからインポートして作成することも
できます。この機能を使用するには、サーバに OpenManage Enterprise および iDRAC のエンタープライズレベルのライセンスが必
要です。Chassis Management Controller にライセンスは必要ありません。特定の権限を持つユーザーでのみ、この機能の使用を許可
されます。「ロール ベースの OpenManage Enterprise ユーザー権限 、p. 14」を参照してください。
コンプライアンス テンプレートを使用して設定ベースラインが作成された後に、各ベースラインのコンプライアンス レベルの概要
が表にリストされます。ただし、ベースラインに関連付けられた各デバイスには独自のステータスがあり、重要度が最高のステータ
スがベースラインのステータスと見なされます。ロールアップ正常性状態の詳細については、サポート サイトにあるホワイト ペー
パー『
第
14
世代以降の
Dell EMC PowerEdge
サ
ー
バ
ー
で
iDRAC
を使用してロ
ー
ルアップ正常性
状
態を管理する
』を参照してください。
メモ: 複数のデバイスがあるベースラインは、一部の属性値がすべてのターゲットで必ずしも同じである必要はないため、永続
的に非準拠と表示されることがあります。例えば、すべてのターゲットで同一でない、iSCSI ターゲット IQN、LUN ID、FCoE
ターゲット WWPN などの起動制御属性は、そのベースラインで永続的に非準拠であると表示されることがあります。
全体的なコンプライアンスのサマリレポートには、次のフィールドが表示されます。
● コンプライアンス:設定コンプライアンスのベースラインに添付されるデバイスのロールアップコンプライアンスレベル。最も
コンプライアンスが低い(重要)デバイスのステータスが全体のベースラインのステータスとして示されます。
● 名前:設定コンプライアンスのベースラインの名前。
● テンプレート:ベースラインで使用されるコンプライアンステンプレートの名前。
● [最終実行時間]:コンプライアンス ベースラインが実行された最新の日付と時刻。
ベースラインの設定コンプライアンスのレポートを表示するには、対応するチェック ボックスを選択して、右ペインで レポートの
表示 をクリックします。
クエリビルダの機能を使用して、選択したベースラインに対するデバイスレベルのコンプライアンスを生成します。「クエリ条件の
選択 、p. 42」を参照してください。
OpenManage Enterprise は、監視対象デバイスのリストおよび設定コンプライアンスベースラインに対するコンプライアンスを表示
するビルトインレポートを提供します。OpenManage Enterprise > 監視 > レポート > デバイス(テンプレートコンプライアンス
ベースライン別) の順に選択して、実行 をクリックします。「レポートの実行 、p. 128」を参照してください。
関連タスク
設定コンプライアンスベースラインの作成 、p. 88
設定コンプライアンスベースラインの編集 、p. 89
設定コンプライアンスベースラインの削除 、p. 90
コンプライアンス テンプレートの管理 、p. 85
クエリ条件の選択 、p. 42
トピック:
• コンプライアンス テンプレートの管理
• 設定コンプライアンスベースラインの作成
• 設定コンプライアンスベースラインの編集
• 非対応デバイスの修正
• 設定コンプライアンスベースラインの削除
コンプライアンス テンプレートの管理
コンプライアンステンプレートを使用してコンプライアンスベースラインを作成したら、ベースラインに関連付けられているデバイ
スの設定コンプライアンス状態を定期的に確認します。「デバイス設定コンプライアンスの管理 、p. 85」を参照してください。導入
テンプレートまたはリファレンス デバイスを使用するか、ファイルからインポートしてコンプライアンス テンプレートを作成でき
ます。「コンプライアンス テンプレートの管理 、p. 85」を参照してください。
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