Users Guide
● アップデート設定のアップデートのチェック先 が[Dell.com]に指定されている必要があります。詳細については、「OpenManage
Enterprise での設定のアップデート 、p. 153」を参照してください。
● OpenManage Enterprise アプライアンスから Dell.com および予定されたアップデートへのアクセスが可能であることの確認が必
要です。
● アップデートを開始する前に、予期しない事態が発生した場合のバックアップとして、コンソールの VM スナップショットを必
ず作成してください。必要に応じて、余分のダウンタイムの時間を確保してください。
アップグレード可能な OpenManage Enterprise の新規バージョンが検出されると、アップデートのバージョン、サイズ、新機能など
の詳細が、[コンソールと拡張]ページに表示され、アップデート ボタンがアクティブ化されて使用可能になります。また、新バー
ジョンの詳細を示すバナーも表示されます。バナーはすべてのユーザーから見ることが可能ですが、後から通知を受け取ったりメッ
セージオプションを閉じたりできるのは管理者権限を持つユーザーのみです。
1. アップデート をクリックして、アップデートを実行します。
メモ:
● アップデート をクリックすると、アップグレード バンドルのダウンロード ジョブが開始されます。このジョブは、すべ
てのアップデート ファイルがダウンロードされた後に自動的に終了し、ユーザーの操作で終了することはできません。
● アップグレードが失敗した場合、アプライアンスが再起動します。VM スナップショットを元に戻して、再度アップグ
レードすることをお勧めします。
2. アップデート後にログインし、製品が想定どおりに機能することを確認します。アップデートに関連した警告やエラーがない
か、監査ログを確認します。エラーがある場合は、監査ログをエクスポートして、テクニカルサポート用に保存します。
アプライアンスのアップデート後:
● ブラウザのキャッシュをクリアします。ブラウザのキャッシュをクリアしないと、アップデート後に新しいタスクが失敗する可
能性があります。
● 2 番目のネットワーク インターフェイスの追加は、コンソールのアップグレード後のタスクが完了してから行うようにしてくだ
さい。アップグレード後タスクの進行中に 2 番目の NIC を追加しようとしても効果はありません。
● アプライアンスのアップデート後すぐにログインでき、インベントリー全体が検出されるまで待つ必要はありません。アップ
デート後、検出タスクがバックグラウンドで実行され、進行状況を随時確認できます。
関連タスク
OpenManage Enterprise のバージョンと使用可能なプラグインの確認とアップデート 、p. 152
内部ネットワーク共有からのアップデート
Dell.com に自動接続されない場合は、ローカル ネットワーク共有を設定して、アップデート パッケージを手動でダウンロードしてく
ださい。手動でアップデートを検索するたびに監査ログが作成されます。
メモ:
● バージョン 3.3 より前の OpenManage Enterprise のバージョン(例えば、バージョン 3.2、バージョン 3.1)については、共有
されたネットワーク ファイル共有(NFS)を介した 3.5 へのアップグレードを検討する前に、まずバージョン 3.3 にアップ
デートする必要があります。
● OpenManage Enterprise—Tech Release バージョンからの直接のアップデートはサポートされていません。TechRelease バー
ジョンをまず OpenManage Enterprise バージョン 3.0 または 3.1 にアップグレードする必要があります。
● オフライン更新(ネットワーク共有)の場合に管理者は、必要とするアップグレードが最小版か完全版かに応じて、アップ
デート パッケージをダウンロードする前に、適切なフォルダー構造を作成しておく必要があります。OpenManage Enterprise
の最新バージョンへのアップデートおよびアップデートで許容されるフォルダー構造の詳細については、サポート サイトに
あるテクニカル ホワイト ペーパー『Dell EMC OpenManage Enterprise アプライアンス バージョンのアップグレード』
(https://downloads.dell.com/manuals/all-products/esuprt_software/esuprt_ent_sys_mgmt/dell-openmanage-enterprise-
v321_white-papers10_en-us.pdf)を参照してください。
● 拡張機能/プラグインがインストールされていないバージョン(3.1 や 3.2 など)を手動でアップグレードするためにローカ
ル共有を更新すると、監査ログに「ファイルが存在しないため拡張機能カタログ タイプのソース ファイルを取得できませ
ん」および「拡張機能カタログのダウンロードのステータスは「失敗」です」などの警告エントリーが表示されます。これらの
エラー メッセージは、アップグレード プロセスに機能的な影響を与えることはなく、無視してかまいません。
アップデートを開始する前に、次の手順を実行します。
● 予期しない何らかの問題が発生する場合のバックアップとして、コンソールの VM スナップショットを必ず作成してください。
(必要に応じて、ダウンタイムの時間を余分に確保してください。)
OpenManage Enterprise アプライアンス設定の管理 155