Owners Manual
4. System BIOS(システム BIOS)画面で System Security(システムセキュリティ)をクリックします。
システムセキュリティ設定の詳細
システム セキュリティ設定画面には次のオプションがあります。
オプション 説明
CPU AES-NI Advanced Encryption Standard Instruction Set(AES-NI)を使用して暗号化および復号化を行うことによって、
アプリケーションの速度を向上させます。このオプションはデフォルトで Enabled(有効)に設定されてい
ます。
System Password
(システムパスワー
ド)
システムパスワードを設定します。このオプションは、デフォルトで[有効]に設定されており、システム
にパスワード ジャンパが取り付けられていない場合は、読み取り専用になります。
Setup Password
(セットアップパス
ワード)
セットアップパスワードを設定します。システムにパスワードジャンパが取り付けられていない場合、この
オプションは読み取り専用です。
Password Status
(パスワード ステー
タス)
システムパスワードをロックします。このオプションはデフォルトで[ロック解除]に設定されています。
TPM Security
メモ: TPM メニューは、TPM モジュールがインストールされている場合のみ使用可能です。
TPM の報告モードを制御することができます。デフォルトでは、TPM Security オプションは Off に設定さ
れています。[TPM Status]フィールド、[TPM Activation]フィールド、および[Intel SGX]フィールドは、
TPM Status フィールドが On with Pre-boot Measurements または On without Pre-boot Measurements
のいずれかに設定されている場合に限り、変更できます。
TPM Information
(TPM 情報)
TPM の動作状態を変更します。このオプションはデフォルトで、No Change(変更なし)に設定されてい
ます。
TPM Status(TPM
ステータス)
TPM ステータスを指定します。
TPM Command
(TPM コマンド)
Trusted Platform Module(TPM)を制御します。None に設定されている場合、TPM にコマンドが送信され
ません。Activate に設定されている場合、TPM は有効になります。Deactivate に設定されている場合、TPM
は無効になります。Clear に設定されている場合、TPM のすべてのコンテンツがクリアされます。このオプ
ションは、デフォルトで None に設定されています。
注意: TPM をクリアすると、TPM 内のすべてのキーが失われます。TPM キーが失われると、オペレー
ティング システムの起動に影響するおそれがあります。
TPM Security が Off に設定されているときは、このフィールドは読み取り専用となります。このアクショ
ンを有効にするには、再起動を行う必要があります。
Intel(R) TXT Intel Trusted Execution Technology(TXT)オプションを有効または無効にします。Intel TXT オプションを有
効にするには、仮想化テクノロジと TPM セキュリティを起動前測定ありで有効にする必要があります。こ
のオプションは、デフォルトで Off(オフ)に設定されています。
TPM 2.0 がインストールされている場合は、TPM 2 Algorithm オプションを利用できます。これにより、
TPM(SHA1、SHA256)によってサポートされているアルゴリズムからハッシュ アルゴリズムを選択できま
す。TXT を有効にするには、TPM 2 Algorithm オプションを SHA256 に設定する必要があります。
Intel(R) SGX インテル Software Guard Extension(SGX)オプションの有効/無効を切り替えます。このオプションは、デ
フォルトで Software に設定されています。
メモ: SGX メニューは、E-2186G/E-2176G/E-2174G CPU が取り付けられている場合のみ使用可能です。
SGX Launch
Control Policy
Software Guard Extensions(SGX)テクノロジーの Launch Control Policy(LCP)を制御できます。このオプ
ションは、デフォルトで Unlocked に設定されています。
Power Button(電
源ボタン)
システムの前面にある電源ボタンを有効または無効にします。このオプションは、デフォルトで[有効]に
設定されています。
AC Power
Recovery(AC 電源
リカバリー)
AC 電源が回復した後のシステムの動作を設定します。このオプションは、デフォルトで[前回]に設定さ
れています。
42 プレオペレーティングシステム管理アプリケーション