Users Guide
ストレージ・スロットの物理的番号付けは、ライブラリーで最下部モジュールの左マガジンから開始しま
す。番号付けはこのモジュールの上にモジュールが追加されるたびに続きます。左マガジンの左スロットの
下部から始めます。モジュールを 1 個追加すると、ストレージ・スロットが 40 個増加します。
注: 7800K0K より前のシリアル番号を持つライブラリーでは、下部モジュールの最下部行のスロット
(1、6、11、16、21、26、31、36) はアクセス不能であり、4 スロット入出力装置のみを収容できます。
それぞれのモジュールが入出力装置を収容するように構成することも、または複数のモジュールが 1 つの
入出力装置にアクセスすることもできます。入出力装置は、各モジュールの右マガジンの前側の列にある 5
つのスロットで構成されていますが、最下部のモジュールは除きます。入出力装置を使用可能または使用不
可にするには、管理 GUI で「論理ライブラリー」 > 「モジュールおよびマガジン (Modules and
Magazines)」 > 「アクション (Actions)」 > 「入出力装置の使用可能化または使用不可化 (Enable or
Disable I/O Station)」にアクセスします。
重要: 入出力装置が使用可能/使用不可になる前に、スロットにテープが入っていないことを確認してくだ
さい。
アクセサー
アクセサーは複数のコンポーネント (ロボット・アセンブリー、スプーリング・メカニズム、およびバーコ
ード・リーダー) で構成されています。
v ロボット・アセンブリーには指が付いていて、その指がテープ・カートリッジをつかんで、入出力装
置、ストレージ・スロット、およびドライブの間を往復します。
v スプーリング・メカニズムは、ロボット・アセンブリーの動きに合わせて伸び縮みするケーブルを備え
ています。このケーブルは、ロボット・アセンブリーとライブラリー・メイン・ボードとの間の通信を
提供します。
v 高速バーコード・リーダーは基本モジュールの一部です。バーコード・リーダーはカートリッジのバー
コード・ラベルを読み取って、ホスト・アプリケーション、オペレーター・パネル・ディスプレイ、お
よび管理 GUI にインベントリーのフィードバック情報を提供します。このライブラリーは、カスタマ
イズされたインベントリー・データをメモリーに保管します。ライブラリー・ファームウェアは、テー
プ・カートリッジのバーコード・ラベルにある 6 文字または 8 文字のボリューム通し番号 (VOLSER)
をサポートします。バーコード・ラベルの付いたカートリッジの使用を強く推奨します。 179 ページの
『テープ・カートリッジのラベル付け』 を参照。
注: S/N 7800K0K 以上のライブラリーについては、 v ページの『共通ライブラリー機能の最小ファーム
ウェア・レベル』を参照してください。
電源機構
ライブラリーは 1 個のライブラリーにつき電源機構を 1 個提供します。ただし、予備として 2 番目の電
源機構を基本モジュールに追加できます。さらに、ドライブが取り付けられている拡張モジュールは、それ
ぞれ電源機構が必要です。
概説 11