Users Guide

ライト・プロテクト・スイッチ
データの書き換えが可能なすべてのデータ・カートリッジには、データの誤った消去や上書きを防ぐための
ライト・プロテクト・スイッチが付いています。カートリッジをデバイスにロードする前に、カートリッジ
前面のライト・プロテクト・スイッチが適切な位置にあることを確認します。
テープ・カートリッジ上のライト・プロテクト・スイッチの位置 (1 を参照) によって、テープへの書き
込みが可能かどうかが決まります。 スイッチは以下のいずれかの位置に設定されています。
v スイッチを右にスライドすると、カートリッジがライト・プロテクト状態になります。カートリッジが
ライト・プロテクト状態にあることを示す標識 (赤いマークや小さいパッドロックなど) が表示されま
す。
v スイッチを左にスライドすると、デバイスがデータをカートリッジに書き込めるようになります。
可能な場合、ライト・プロテクト・スイッチを手動で設定するのではなく、サーバーのアプリケーション・
ソフトウェアを使用してカートリッジをライト・プロテクトにしてください。この設定によって、サーバー
のソフトウェアは、もはや最新データが含まれていないために、スクラッチ (ブランク) データ・カートリ
ッジとして使用できるカートリッジを識別できます。スクラッチ (ブランク) カートリッジはライト・プロ
テクトにしないでください。それらのスクラッチ・カートリッジに磁気テープ・ドライブが新しいデータを
書き込めなくなります。
ライト・プロテクト・スイッチを手で設定しなければならない場合は、右または左にスライドして希望の位
置に合わせてください。
50. ライト・プロテクト・スイッチの位置
1 ライト・プロテクト・スイッチ
カートリッジの取り扱い
重要: 破損したテープ・カートリッジをドライブに挿入しないでください。破損しているカートリッジを
挿入するとドライブの信頼性が低下し、ドライブとカートリッジの保証が無効になる場合があります。テー
プ・カートリッジを挿入する前に、カートリッジ・ケース、カートリッジ・ドア、およびライト・プロテク
ト・スイッチを検査して、壊れていないかどうか調べてください。
88. ライト・プロテクト・スイッチの設定
182 Dell EMC ML3 テープ・ライブラリー: ユーザーズ・ガイド