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表 47. データ・カートリッジと LTO テープ・ドライブの互換性 (続き)
LTO 磁気テー
プ・ドライブ
LTO データ・カートリッジ
LTO 8 LTO M8 LTO 7 LTO 6 LTO 5 LTO 4
LTO6 テー
プ・ドライブ
読み取り/書き
込み
読み取り/書き
込み
読み取り専用
LTO 8 ドライブおよびメディアの最小ファームウェア・レベルについては、 v ページの『共通ライブラリー機能の
最小ファームウェア・レベル』を参照してください。
LTO タイプ M カートリッジ (M8)
LTO プログラムには、LTO8 テープ・ドライブにおける新機能 (LTO 7 フォーマットで指定された 6 TB
(ネイティブ) ではなく、9 TB (ネイティブ) を新しい LTO Ultrium 7 カートリッジに書き込む能力) が導
入されています。このようなカートリッジは、LTO 7 初期化 LTO タイプ M カートリッジと呼ばれま
す。これらの LTO タイプ M カートリッジは、「M8」の 2 文字で終わる自動バーコード・ラベルで識別
可能です。
表 48. LTO カートリッジ・タイプ
カートリッジ/密度タ
イプ バーコード・ラベル
カートリッジの梱包/
シルクスクリーン・ラ
ベル ネイティブ容量
テープ・ドライブ互換
性
L8 xxxxxxL8 LTO Ultrium 8 12 TB LTO 8
M8 xxxxxxM8 LTO Ultrium 7 9 TB LTO 8
L7 xxxxxxL7 LTO Ultrium 7 6 TB LTO 7、LTO 8
これ以降、これらのカートリッジは L8、M8、および L7 と呼びます。
新しい (未使用の) LTO Ultrium 7 カートリッジのみ、M8 カートリッジとして初期化できます。 M8 と
して初期化すると、そのカートリッジを L7 に戻すことはできなくなります。初期化された M8 カートリ
ッジは、LTO 8 テープ・ドライブでのみ書き込み/読み取りが可能です。LTO7 テープ・ドライブでは、
初期化された M8 カートリッジを読み取ることはできません。
M8 カートリッジは、初期化済み (ラベル付き初期化) M8 データ・カートリッジまたは未初期化 M8 デ
ータ・カートリッジとして購入可能です (M8 WORM カートリッジはサポートされていません)。どちら
の場合も、バーコード・ラベルが付いています。ただし、未初期化 M8 データ・カートリッジはまず最初
に、テープ・ライブラリーで初期化する必要があります。テープ・ライブラリーでは、「M8」バーコー
ド・ラベルを認識する ISV アプリケーションの制御のもとで未初期化 M8 カートリッジの自動初期化が
サポートされます。
テープ・カートリッジは、互換性のあるテープ・ドライブに初めてセットされ、その先頭からデータが
ISV アプリケーションによって書き込まれた時点で初期化されます (これは「テープのラベル作成」または
「BOT からの書き込み」と呼ばれる場合があります)。その後で、テープ・ドライブがメディアの密度を設
定します。
未初期化 M8 カートリッジをサポートするテープ・ライブラリーで、未初期化 M8 カートリッジが初期化
されないと、そのカートリッジは、バーコード・ラベルに「M8」であることが示されていても、予期せず
に L7 密度 (6 TB ネイティブ容量) でサイレントに初期化されてしまう場合があります。この動作は、ス
タンドアロン LTO7 テープ・ドライブ、スタンドアロン LTO8 テープ・ドライブ、初期の LTO8 テー
プ・ドライブ・ファームウェア、初期のライブラリー・ファームウェア、または初期の ISV ソフトウェア
付録 B. LTO メディア 177