Users Guide

32. デフォルト設定 (続き)
パラメーター デフォルト
構成のデフォルト
設定へのリセット
ドライブの速度とトポロジーの設
自動/自動 x
オドメーター Enabled (使用可能) リセットされない
ドライブのクリーニング方式
ライブラリーでは、テープ・ドライブの自動クリーニングがデフォルトで使用不可になっています。しかし
ながら、このライブラリーではテープ・ドライブの自動クリーニングが推奨されています。また、手動クリ
ーニング方式またはホスト・クリーニング方式を開始することもできます。
テープ・ライブラリー内の各テープ・ドライブのヘッドは、汚れによるエラーを防ぐため、常にクリーンに
しておかなければなりません。ドライブをクリーンに保つため、Dell ではライブラリーにクリーニング・
カートリッジを提供しています。ライブラリーはクリーニング・カートリッジを使用して、ユーザーが選択
する任意のクリーニング方式でドライブをクリーニングします。クリーニングはどの方法でも、データ・カ
ートリッジがドライブからアンロードされてから、次にロードされるまでの間に実行されます。
クリーニング・カートリッジの使用状況のモニター、および必要に応じたクリーニング・カートリッジの交
換は、オペレーターの責任で行います。このテープ・ライブラリーには、クリーニング・カートリッジをモ
ニターおよび管理する方法が複数用意されています。SNMP トラップが使用可能である場合、クリーニン
グ・カートリッジの有効期限が切れると、トラップが生成されます。また管理 GUI を使用して、クリーニ
ング・カートリッジに残っているクリーニング・サイクルをモニターし、有効期限切れのクリーニング・カ
ートリッジを自動的に排出する設定を使用可能にすることもできます。
クリーニングには次の 3 つの方式があります。
自動クリーニング
自動クリーニングを使用すると、ライブラリーが自動的に任意のテープ・ドライブのクリーニング
要求に応答してクリーニング・プロセスを開始します。 クリーニング・プロセスは、ライブラリ
ーを使用するすべてのホスト・アプリケーションに対して透過的です。
自動クリーニング・フィーチャーを使用可能にするには、「自動クリーニング (Auto Clean)」を
選択します。使用可能にすると、ライブラリーは、ドライブがクリーニングを必要とするときに警
告イベントを作成するのではなく、クリーニングが必要なドライブからメディアがアンロードされ
たときに、自動的にクリーニング操作を開始します。信頼性の高い動作を実現するため、各論理ラ
イブラリーの自動クリーニングを使用可能にし、ライブラリーに有効なクリーニング・カートリッ
ジがあることを確認します。
クリーニング操作が開始されると、ライブラリーはまずテープ・ドライブと同じ論理ライブラリー
にある有効期限内のクリーニング・カートリッジを使用しようとします。その論理ライブラリーに
有効期限内のクリーニング・カートリッジが含まれていない場合、ライブラリーは論理ライブラリ
ーに割り当てられていないストレージ・スロットから、有効期限内のクリーニング・カートリッジ
を使用しようとします。ライブラリーは異なる論理ライブラリーのクリーニング・カートリッジを
使用しません。自動クリーニングが使用可能になっている場合は、必ず各論理ライブラリーに有効
期限内のクリーニング・カートリッジを搭載してください。あるいは、論理ライブラリーに割り当
てられていないストレージ・スロットに、有効期限内のクリーニング・カートリッジを少なくとも
1 つ挿入します。
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