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sysfs インターフェイスを介した読み取りステータス
表 17. WDT ファイルの説明
読み取り専用ファイルの場所 説明
/sys/class/watchdog/watchdog0/bootstatus 起動時の WDT デバイスのステータスが含まれます。これは、
ioctl(入出力制御)インターフェイスの
WDIOC_GETBOOTSTATUS に相当します。
/sys/class/watchdog/watchdog0/identity WDT デバイスの ID 文字列が含まれます。
/sys/class/watchdog/watchdog0/nowayout 読み取り中にデバイスが nowayout をサポートする場合は、値
1 を提供します。その他の場合は 0 です。
/sys/class/watchdog/watchdog0/state WDT デバイスのアクティブ/非アクティブ ステータスを提供し
ます。
/sys/class/watchdog/watchdog0/status WDT デバイスの内部ステータスが含まれます。これは、ioctl イ
ンターフェイスの WDIOC_GETSTATUS に相当します。
/sys/class/watchdog/watchdog0/timeleft リセット生成までの残り時間の値が含まれます。これは、ioctl
インターフェイスの WDIOC_GETTIMELEFT に相当します。
/sys/class/watchdog/watchdog0/timeout timeout の現在の値が含まれます。
信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)
メモ: TPM の詳細については、developer.ubuntu.com/en/snappy/guides/security-whitepaper/を参照してください。
TPM ハードウェアは、Snappy エンハンス セキュリティ サポート付きの製品に取り付けられます。TPM は、TPM ハードウェアが取
り付けられているデバイスでのみサポートされます。TPM のオン/オフ設定は BIOS で設定でき、オペレーティング システムで Dell
Command | Configure アプリケーションを介して管理できます。
1. TPM モジュールがロードされているかどうかを確認します。
(plano)ubuntu@localhost:~$ ls /dev/tpm0
ls: cannot access /dev/tpm0: No such file or directory
2. TPM がオンになっている場合、デバイス ノード(/dev/tpm0)が存在します。
# ls /dev/tpm0
Dell Command | Configure での TPM のアクティブ化
次の手順に従って、Dell Command | Configure アプリケーションで TPM のアクティブ化をチェックします。
1. 設定されていない場合は、BIOS パスワードを設定します。
# cctk --setuppwd=<new-BIOS-password>
2. 有効でない場合は、TPM を有効にします。
# cctk --tpm=on
3. システムを再起動します。
# systemctl reboot
4. TPM をアクティブ化します。
# cctk --tpmactivation=activate --valsetuppwd=<Setuppwd>
68 オペレーティング システムのセット アップ