Owners Manual
• システム内で 2 つ以上のメモリモジュールを併用することはできません。
• パフォーマンスを最大にするには、各プロセッサに 6 枚のメモリモジュール(各チャネルに DIMM 1 枚)を一度に装着してください。
モードごとのガイドライン
各プロセッサに 6 つのメモリチャネルが割り当てられます。使用可能な構成は、選択するメモリモードによって異なります。
メモリ最適化(独立チャネル)モード
このモードでは、使用するデバイス幅が x4 のメモリモジュールの場合のみ Single Device Data Correction(SDDC)がサポートされます。スロット装着に
関する特定の要件はありません。
メモリスペアリング
メモ
: メモリスペアリングを使用するには、セットアップユーティリティでこの機能を有効にする必要があります。
このモードでは、各チャネルにつき 1 ランクがスペアとして予約されます。いずれかのランクで修正可能なエラーが絶えず検知される場合、そのランクからの
データがスペアランクにコピーされ、障害の発生したランクは無効になります。
メモリスペアリングを有効にすると、オペレーティングシステムが利用できるシステムメモリは各チャネルとも 1 ランク少なくなります。たとえば、4 GB のシングル
ランクメモリモジュールを 16 個使用するデュアルプロセッサ構成では、利用可能なシステムメモリは 16(メモリモジュール)x 4 GB = 64 GB とはならず、3/4
(
ランク / チャネル)x 16(メモリモジュール)x 4 GB = 48 GB となります。
メモ
: メモリスペアリングは、マルチビットの修正不能なエラーには対応できません。
メモ: Advanced ECC/Lockstep(アドバンス ECC/ ロックステップ)モードと Optimizer(オプティマイザ)モードは、どちらもメモリスペアリン
グをサポートしています。
メモリミラーリング
メモリミラーリングは他のどのモードよりもメモリモジュールの信頼性が高く、修正不能なマルチビットのエラーに対する保護機能が優れています。ミラーリング
構成では、使用可能なシステムメモリの総量は取り付けられた総物理メモリの 2 分の 1 です。取り付けられたメモリの半分は、アクティブな DIMM のミラ
ーリングに使用されます。修正不能なエラーが発生すると、システムはミラーリングされたコピーに切り替えられます。これにより、
SDDC とマルチビットの保
護が確保されます。
メモリモジュールの取り付けガイドラインは次のとおりです。
• メモリモジュールは、サイズ、速度、テクノロジが同一のものを取り付けてください。
• 白のリリースレバーが付いているメモリモジュールソケットには同一のメモリモジュールを取り付ける必要があります。黒のリリースタブが付いているソケット
についても、同様のルールが当てはまります。このルールに従うことで、同一のメモリモジュールが確実に一致するペアで取り付けられます。たとえば、A1
と A2、A3 と A4、A5 と A6 という具合です。
サーバコンポーネントの取り付けと取り外し
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