Owners Manual
メモリスペアリング
メモ: メモリスペアリングを使用するには、セットアップユーティリティでこの機能を有効にする必要があります。
このモードでは、各チャネルにつき 1 ランクがスペアとして予約されます。いずれかのランクで修正可能なエラーが絶えず検知さ
れる場合、そのランクからのデータがスペア ランクにコピーされ、障害の発生したランクは無効になります。
メモリ スペアリングを有効にすると、オペレーティング システムに使用できるシステムメモリはチャネルごとに 1 ランク少なくな
ります。たとえば、4 GB のシングル ランク メモリ モジュールを 16 個使用するデュアル プロセッサー構成では、利用可能なシステ
ムメモリは 16(メモリ モジュール)× 4 GB = 64 GB とはならず、3/4(ランク/チャネル)× 16(メモリ モジュール)× 4 GB = 48
GB となります。
メモ: メモリスペアリングは、マルチビットの修正不能なエラーには対応できません。
メモ: アドバンス ECC/ロックステップ モードとオプティマイザー モードは、メモリ スペアリングをサポートしています。
関連概念
セットアップユーティリティ 、p. 26
メモリ構成の例
該当するメモリのガイドラインに則したメモリの構成例(プロセッサが 1 基および 2 基の場合)を以下の表に示します。
メモ: 以下の表の 1R と 2R はそれぞれ、シングルランクとデュアルランクの DIMM を表します。
表 29. メモリ構成 — シングルプロセッサ
システムの容
量(GB)
DIMM のサ
イズ(GB)
DIMM の枚
数
DIMM のランク、構成、
周波数
装着する DIMM スロット
8 8 1
1R、x8、2400 MT/s A1
16 8 2
1R、x8、2400 MT/s A1、A2
16 1
2R、x8、2400 MT/s A1
32 8 4
1R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4
16 2
2R、x8、2400 MT/s A1、A2
32 1
2R、x4、2400 MT/s A1
48 8 6
1R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4、A5、A6
16 3
2R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3
64 8 8
1R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8
16 4
2R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4
32 2
2R、x4、2400 MT/s A1、A2
96 16 6
2R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4、A5、A6
32 3
2R、x4、2400 MT/s A1、A2、A3
128 16 8
2R、x8、2400 MT/s A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8
32 4
2R、x4、2400 MT/s A1、A2、A3、A4
192 32 6
2R、x4、2400 MT/s A1、A2、A3、A4、A5、A6
66 システムコンポーネントの取り付けと取り外し