Users Guide
ストレージ階層の主な目的は階層を最適化するヒートマッププロセスを可能にすることであるため、デルは
ピンの使用には慎重になることをお勧めします。
次の PowerShell コマンドを実行して、SSD 階層にファイルをピンします。
Set-FileStorageTier –FilePath <localFilePath>
-DesiredStorageTierFriendlyName<ssdTierName>
次の PowerShell コマンドを実行して、SSD 階層にピンしたファイルを解除します。
Set-FileStorageTier –FilePath <localFilePath>
次の PowerShell コマンドを実行して、現在ピンされているすべてのファイルをレビューします。
Get-FileStorageTier –VolumePath <csvVolumePath>
たとえば、Volume3 というラベルがついた CSV の exampleShare にある myVHDX という VHDX ファイル
をピンします。ストレージ階層の名前は MyPool1_SSD です。
Set-FileStorageTier –FilePath “C:\ClusterStorage\Volume3\Shares\exampleShare
\myVHDX.vhdx” –DesiredStorageTierFriendlyName “MyPool1_SSD”
ストレージ階層は各ストレージプールに設定されており、SSD 階層 1 つと HHD 階層 1 つを各ストレージプ
ールに作成することをお勧めします。
次の各式は、ストレージプール内で仮想ディスクを作成し始める際の計画に使用します。計算式の値は容量
の上限を理解するために使用し、各仮想ディスクを作成してサイズを決定する際に、自動リビルド用にプー
ル全体で十分な HDD ディスク容量と SSD ディスク容量を常に空けておくようにします。これらは、個別の
仮想ディスクの階層のサイズを決定するための計算式ではありません。自動リビルドを使用せず、手動リビ
ルドのみを実行する予定の場合は、自動リビルド用に以下の数式で容量を減算する必要はありません。
プール当たりの
Raw SSD
の使用可能な容量
=
(プール内の
SSD
数
*SSD
容量)
-
(
SSD
容量
+
自動リビル
ド用の容量
8GB
)
*
(回復するディスクエラーの数)
プール当たりの
Raw HDD
の使用可能な容量
=
(プール内の
HDD
数
*HDD
容量)
-
(
HDD
容量
+
自動リビ
ルド用の容量
8GB
)
*
(回復するディスクエラーの数)
階層サイズは、作成している Storage Space のタイプによって異なる回復性係数によって修正される Raw 値
です。たとえば、シンプル容量の場合は
1、2 方向ミラーの場合は 1/2、3 方向ミラーの場合は 1/3 です。
プール当たりの
SSD
階層
=
プール当たりの
Raw SSD
の使用可能な容量
プール当たりの
HDD
階層
=
プール当たりの
Raw HHD
の使用可能な容量
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