Users Guide
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仮想メディアの使い方と設定
Dell Remote Access Controller 5 ファームウェアバージョン 1.60 ユーザーズガイド
概要
仮想メディア機能は、ネットワーク上のどこからでも標準メディアを使用できる仮想 CD ドライブを管理下システムに提供します。図11-1 に、仮想メディアの全体的なアーキテクチャを示します。
図 11-1.仮想メディアの全体的なアーキテクチャ
仮想メディアを使うと、リモートからの管理下システムの起動、アプリケーションのインストール、ドライバのアップデートから新しいオペレーティングシステムのインストールまで、システム管理者はリモー
トの仮想 CD/DVD とディスケットドライブから実行することができます。
管理下システムには DRAC 5 カードが取り付けられています。DRAC 5 には仮想 CD とフロッピードライブが組み込まれており、これらは DRAC 5 ファームウェアで制御されます。これらの 2 つの
デバイスは、仮想メディアが接続されているか切断されているかにかかわらず、常に管理下システムのオペレーティングシステムと BIOS にあります。
管理ステーションは、物理メディアまたはイメージファイルをネットワーク経由で提供します。RAC ブラウザを最初に起動して仮想メディアページにアクセスするとき、仮想メディアプラグインが DRAC 5
ウェブサーバーからダウンロードされ、管理ステーションに自動的にインストールされます。仮想メディア機能が正しく機能するためには、管理ステーションに仮想メディアプラグインがインストールされて
いることが必要です。
仮想メディアを接続すると、管理下システムからの仮想 CD/フロッピードライブへのアクセス要求はすべてネットワーク経由で管理ステーションへ送られます。仮想メディアの接続は、仮想デバイスにメ
ディアを挿入する場合と全く同等です。仮想メディアが接続されていないときは、管理下システム上の仮想デバイスはドライブにメディアを取り付けることなく 2 台のドライブとして動作します。
表11-1 に、仮想フロッピーと仮想光学ドライブでサポートされているドライブ接続を示します。
表 11-1.サポートされているドライブ接続
概要
作業を開始する前に
仮想メディアブラウザのプラグインのインストール
ブータブルイメージファイルの作成
仮想メディアの実行
導入の準備
仮想フラッシュの使い方
オペレーティングシステムの展開
仮想メディアコマンドラインインタフェースユーティリティの使い方
よくあるお問い合わせ(FAQ)
VM-CLI を使ってオペレーティングシステムを展開する
メモ:仮想メディアは 128 Kbps 以上のネットワーク帯域幅を必要とします。
メモ:仮想メディアに接続するには、ブラウザのプラグインまたは Java プラグインを使用します。
メモ:接続したままで仮想メディアを変更すると、システム起動手順が停止する場合があります。
サポートされている仮 想フロッピードライブ接続
サポートされている仮 想光学 ドライブ接続
レガシー 1.44 フロッピードライブ(1.44 フロッピーディスケット)
CD-ROM、DVD、CDRW、CD-ROM メディアとのコンボドライブ
USB フロッピードライブ(1.44 フロッピーディスケット)
CD-ROM イメージファイル(ISO9660 形式)
1.44 フロッピーイメージ
USB CD-ROM ドライブ(CD-ROM メディア)