Users Guide
racadm fwupdate -p -u -d <
パス
>
説明
fwupdate サブコマンドを使うと、DRAC 5 上のファームウェアをアップデートできます。ユーザーは以下のことができます。
l ファームウェアアップデートプロセスの状態を確認する
l IP アドレス(とパス)を指定することで TFTP サーバーから DRAC 5 ファームウェアをアップデートする
l ローカル RACADM を使ってローカルファイルから DRAC 5 ファームウェアをアップデートする
対応インタフェース
l ローカル RACADM
l リモート RACADM
l Telnet/SSH/ シリアル RACADM
入力
表A-10 に fwupdate サブコマンドオプションについて説明します。
表 A-10.fwupdateサブコマンドオプション
出力
どの操作を実行中かを示すメッセージを表示します。
例
l racadm fwupdate -g -u - a 143.166.154.143 -d <パス>
この例では、-g オプションは、(-d で指定した)特定の IP アドレスにある TFTP サーバー上の(-a オプションで指定した)場所からファームウェアアップデートファイルをダウンロードする
ようにファームウェアに指示します。TFTP サーバーからイメージファイルをダウンロードした後、アップデートプロセスが開始されます。完了したら、DRAC 5 はリセットされます。
ダウンロードに 15 分以上かかってタイムアウトした場合は、ファームウェアのフラッシュイメージをサーバー上のローカルドライブに転送します。その後、コンソールリダイレクトを使って、リモ
ートシステムに接続し、ローカル racadm を使ってファームウェアをローカルにインストールします。
l racadm fwupdate -s
このオプションは、ファームウェアアップデートの現在の状態を読み込みます。
l racadm fwupdate -p -u -d c:\ <イメージ>
この例では、アップデートのファームウェアイメージがホストのファイルシステムによって提供されます。
l racadm -r 192.168.0.120 -u root -p racpassword fwupdate -g -u -a 192.168.0.120 -d <イメージ>
メモ:-p オプションはローカルおよびリモート RACADM でサポートされています。シリアル/telnet/ssh コンソールではサポートされていません。-p オプションは Linux プラットフォーム
ではサポートされていません。
オプション
説明
-u
update オプションはファームウェアアップデートファイルのチェックサムを実行して、実際のアップデートプロセスを開始します。このオプションは -g または -p オプションと一緒に
使用できます。アップデートの終りに DRAC 5 はソフトリセットを実行します。
-s
status オプションはアップデートプロセスの現在の状態を返します。このオプションは、常に単独で使用します。
-g
get オプションは TFTP サーバーからファームウェアアップデートファイルを取得するようにファームウェアに指示します。ユーザーは -a と -d オプションも指定する必要がありま
す。-a オプションを指定しないと、プロパティ cfgRhostsFwUpdateIpAddr と cfgRhostsFwUpdatePath プロパティを使用して、グループ cfgRemoteHosts にある
プロパティからデフォルトが読み込まれます。
-a
IP アドレス オプションは、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
-d
-d(ディレクトリ)オプションは、ファームウェアアップデートファイルが保存されている TFTP サーバー上または DRAC 5 のホストサーバー上のディレクトリを指定します。
-p
-p(put)オプションは、ファームウェアファイルを管理下システムからDRAC 5 にアップデートするために使用します。-u オプションを -p オプションと一緒に使用する必要があり
ます。