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Active Directory スキーマを拡張すると、デルの組織単位、スキーマのクラスと属性、サンプル権限、および関連オブジェクトが Active Directory スキーマに追加されます。スキーマを拡張するに
は、ドメインフォレストのスキーママスター FSMO(Flexible Single Master Operation)役割所有者のスキーマ Administrator 権限が必要です。
次のいずれかの方法を使用してスキーマを拡張できます。
l Dell Schema Extender ユーティリティ
l LDIF スクリプトファイル
LDIF スクリプトファイルを使用すると、Dell の組織単位はスキーマに追加されません。
LDIF ファイルと Dell Schema Extender はそれぞれ『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』の次のディレクトリに入っています。
l DVD ドライブ: \support\OMActiveDirectory Tools\RAC4-5\LDIF_Files
l DVD ドライブ: \support\OMActiveDirectory Tools\RAC4-5\Schema_Extender
LDIF ファイルを使用するには、LDIF_Files ディレクトリにある readme の説明を参照してください。Dell Schema Extender を使用して Active Directory スキーマを拡張するには、Dell
Schema Extender の使い方 を参照してください。
Schema Extender または LDIF ファイルのコピーと実行はどの場所からでもできます。
Dell Schema Extender の使い方
1. ようこそ 画面で、次へ をクリックします。
2. 警告を読んでから、もう一度 次へ をクリックします。
3. 資格情報で現在のログの使用 を選択するか、スキーマ管理者権限でユーザー名とパスワードを入力します。
4. Dell Schema Extender を実行するには、次へ をクリックします。
5. 完了 をクリックします。
スキーマが拡張されます。スキーマの拡張を確認するには、Microsoft Management Console(MMC)と Active Directory スキーマスナップインを使用して、次の存在を確認します。
l クラス(表6-2 ~ 表6-7 を参照)
l 属性(表6-8)
Active Directory スキーマの MMC スナップインを有効にして使用する方法の詳細については、Microsoft のマニュアルを参照してください。
表 6-2.ActiveDirectoryスキーマに追加されたクラスのクラス定義
表 6-3.dellRacDeviceクラス
注意: Dell Schema Extender は、SchemaExtenderOem.ini ファイルを使用します。 Dell Schema Extender ユーティリティが正しく機能するように、このファイルの名
前と内容を変更しないでください。
クラス名
割り当てられたオブジェクト識別番号(OID)
dellRacDevice
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.1
dellAssociationObject
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.2
dellRACPrivileges
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.3
dellPrivileges
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.4
dellProduct
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.5
OID
1.2.840.113556.1.8000.1280.1.1.1.1
説明
Dell RAC デバイスを表します。RAC デバイスは Active Directory では dellRacDevice として設定する必要があります。この設定によって DRAC 5 が Lightweight
Directory Access Protocol(LDAP)クエリを Active Directory に送信できるようになります。
クラスの種類
構造体クラス
SuperClasses
dellProduct
属性
dellSchemaVersion
dellRacType