Users Guide
複数の DRAC 5 カードを設定するには、次の手順を実行します。
1. RACADM を使って、適切な設定を持つターゲット DRAC 5 をクエリします。
コマンドプロンプトを開いて、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
2. テキストエディタを使用して、設定ファイルに変更を加えます(省略可能)。
3. 新しい設定ファイルを使って、ターゲット RAC を変更します。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
4. 設定されたターゲット RAC をリセットします。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm reset
getconfig -f racadm.cfg サブコマンドは DRAC 5 の設定を要求し、racadm.cfg ファイルを生成します。必要に応じて、ファイルに別の名前を付けることもできます。
getconfig コマンドを使用すると、次のようなアクションが行えます。
l グループのすべての設定プロパティを表示する(グループ名とインデックスで指定)
l ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示する
config サブコマンドは情報を他の DRAC 5 にロードします。config を使用して、ユーザーとパスワードのデータベースを Server Administrator と同期させます。
初期設定ファイルの racadm.cfg ユーザーが命名します。次の例では、設定ファイルの名前は myfile.cfg です。このファイルを作成するには、コマンドプロンプトで次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
DRAC 5 設定ファイルの作成
DRAC 5 設定ファイル <
ファイル名
>.cfg は、racadm config -f <filename>.cfg コマンドと一緒に使用されます。この設定ファイルを使って設定ファイルを作成し(.ini ファイルと同様)、この
ファイルから DRAC 5 を設定することができます。ファイル名は自由に指定でき、最後に .cfg を付ける必要もありません(ただし、この項ではその命名法を使用しています)。
.cfg ファイルは次の方法で用意できます。
l 作成する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで取得してから編集する
.cfg ファイルは、最初に解析が行われ、有効なグループとオブジェクト名があるかどうか、いくつかの単純な構文規則が守られているかどうかが検証されます。エラーはエラーが検出された行番号でフ
ラグ指定され、その問題を説明した簡単なメッセージがあります。ファイル全体の正確性について解析され、すべてのエラーが表示されます。エラーが .cfg ファイルで見つかっても、DRAC/MC には書
き込まれません。設定する前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。-c オプションは config サブコマンドで使用できます。これは構文のみを検証し、DRAC/MC への書き込みを行いません
。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
l パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、さまざまなインデックスの違いはアンカー付きオブジェクトの値で示されます。
パーサーは、DRAC/MC からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。そのグループ内のオブジェクトはすべて、DRAC 5 を設定したときに簡単な変更が加えられたものです。変
更されたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中にその DRAC 5 のインデックスが作成されます。
l .cfg ファイルでは、インデックスを選択して指定することはできません。
インデックスは作成と削除が繰り返されるため、グループは次第に使用と未使用のインデックスで断片化してくる可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。インデックス
メモ:一部の設定ファイルには固有の DRAC 5 情報(静的 IP アドレスなど)が含まれているので、そのファイルを他の DRAC 5 カードにエクスポートする前に、その情報を変更する必要があり
ます。
メモ:生成された .cfg ファイルにはユーザーパスワードは含まれていません。
メモ:getconfig -f を使った RAC 設定のファイルへのリダイレクトは、ローカルまたはリモート RACADM インタフェースでのみサポートされています。
注意: このファイルはテキストエディタで編集することをお勧めします。racadm ユーティリティが使用する ASCII テキストパーサーは、フォーマットを認識せず RACADM デ
ータベースを破壊する可能性があります。
メモ:getconfig コマンドの詳細については、getconfig を参照してください。