Users Guide
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セキュリティ機能の設定
Dell Remote Access Controller 5 ファームウェアバージョン 1.60 ユーザーズガイド
DRAC Administrator のセキュリティオプション
SSL とデジタル証明書を使って DRAC 5 通信をセキュリティ保護する
セキュアシェル(SSH)の使い方
サービスの設定
DRAC 5 の追加のセキュリティオプションを有効にする
DRAC 5 は次のセキュリティ機能を備えています。
l DRAC 管理者用の高度なセキュリティオプション
l コンソールリダイレクトを無効にするオプションを使用すると、ローカルシステムユーザーは DRAC 5 コンソールリダイレクト機能によるコンソールリダイレクトを無効にできます。
l ローカル設定を無効にする機能を使用すると、リモートDRAC 管理者は以下からの DRAC 5 の設定能力を無効にすることができます。
¡ BIOS POST オプション ROM
¡ ローカル RACADM および Dell OpenManage Server Administrator ユーティリティを使用するオペレーティングシステム
l 128 ビットSSL暗号化と40ビットSSL暗号化(128 ビットが許可されていない国)をサポートするRACADM CLIとウェブベースインタフェース操作
l ウェブインタフェースまたはRACADM CLIを使用したセッションタイムアウトの設定(分単位)
l 設定可能な IP ポート(該当する場合)
l 暗号化トランスポート層を使用してセキュリティを強化するセキュアシェル(SSH)
l IP アドレスごとのログイン失敗数の制限により制限を超えたIPアドレスのログインを阻止
l DRAC 5 に接続するクライアントの IPアドレス範囲を限定
DRAC Administrator のセキュリティオプション
DRAC 5 ローカル設定を無効にする
システム管理者は、リモートアクセス® 設定® サービス を選択することで、DRAC 5 グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を通してのローカル設定を無効にできます。オプション ROM を使
用した DRAC のローカル設定を無効にする チェックボックスを選択すると、リモートアクセス設定ユーティリティ-システム起動時に Ctrl+E を押してアクセス-は読み取り専用モードで作動し、ロー
カルユーザーがデバイスを設定できなくします。システム管理者が RACADM を使用した DRAC のローカル設定を無効 にする チェックボックスを選択すると、ローカルユーザーは DRAC 5 の設
定を読み取ることはできるが、racadm ユーティリティや DellOpenManageServerAdministratorを使って設定を変更できなくなります。
システム管理者はこれらのオプションのいずれか一方、または両方を同時に有効にできます。GUI を使用するほかに、ローカル racadm コマンドを使って有効にすることもできます。
システム再起動中のローカル設定の無効化
この機能は、システムの再起動中に管理下システムのユーザーが DRAC 5 を設定できなくします。
racadm config -g cfgRacTune -o
cfgRacTuneCtrlEConfigDisable 1
ローカル racadm からのローカル設定を無効にする
この機能は、管理下システムのユーザーがローカル racadm または Dell OpenManage Server 管理ユーティリティを使って DRAC 5 を設定する機能を無効にします。
racadm config -g cfgRacTune -o cfgRacTuneLocalConfigDisable 1
システム管理者はローカル racadm コマンドを使ってローカル設定オプションを設定できますが、セキュリティ上の理由で、リセットは帯域外の DRAC 5 GUI またはコマンドラインインターフェイスから
のみできるようになっています。システムの電源投入時自己診断テストが完了し、オペレーティングシステムが起動したら、cfgRacTuneLocalConfigDisable オプションが適用されます。オペレーテ
メモ:Telnet は SSL 暗号化をサポートしていません。
メモ:このオプションは、Remote Access Configuration Utility バージョン 1.13 以降でしかサポートされていません。このバージョンにアップグレードするには、『Dell Server Updates
DVD』またはデルサポートサイトsupport.dell.comから BIOS アップデートパッケージを使用して BIOS をアップグレードしてください。
注意: これらの機能は、 ローカルユーザーがローカルシステムから DRAC 5 を設定する能力(デフォルト設定に戻 す 能力も含 む)を著 しく制限します。これらの機能を慎重に使
用し、一度に 1 つのインターフェイスのみを無効にして、ログイン権限を完全に失うことを避けることをお勧 めします。
メモ:詳細については、デルサポートサイト support.dell.com/manuals にあるホワイトペーパー「DRAC のローカル設定とリモート仮想 KVM を無効にする」を参照してください。