Users Guide
ヘルプの表示
-h
このパラメータは、VM-CLI ユーティリティパラメータの概要を示します。その他の非スイッチオプションが提供されていない場合、コマンドはエラーなしで終了します。
暗号化データ
-e
このパラメータがコマンドラインに含まれている場合は、VM-CLI ユーティリティは SSL暗号化チャネルを使って管理ステーションとリモートシステムの DRAC 5 間のデータの転送を行います。このパ
ラメータがコマンドラインに含まれていない場合は、データ転送は暗号化されません。
VM-CLI オペレーティングシステムシェルオプション
VM-CLI コマンドラインでは次のオペレーティングシステム機能が使用できます。
l stderr/stdout redirection - 印刷されたユーティリティの出力をファイルにリダイレクトします。
たとえば、「より大」の不等号(>)にファイル名を続けると、指定したファイルが VM-CLI ユーティリティの印刷出力で上書きされます。
l バックグラウンドでの実行- デフォルトで VM-CLI ユーティリティはフォアグラウンドで実行されます。オペレーティングシステムのコマンドシェル機能を使用すると、ユーティリティをバックグラウ
ンドで実行できます。たとえば、Linux オペレーティングシステムの場合、コマンドの直後にアンパーサンド(&)を指定すると、プログラムが新しいバックグラウンドプロセスとして起動します。
後者の手法は、VM-CLI コマンドに対して新しいプロセスが開始された後にスクリプトを処理できるのでスクリプトプログラムの場合に便利です(この手法を使わないと、スクリプトは VM-CLI プログラム
が終了するまでブロックされます)。複数の VM-CLI インスタンスがこの方法で開始され、1 つまたは複数のコマンドインスタンスを手動で終了しなければならない場合、プロセスを一覧表示して終了す
るためのオペレーティングシステムによって異なる機能を使用します。
VM-CLI 戻りコード
0 = エラーなし
1 = 接続できない
2 = VM-CLI コマンドラインエラー
3 = RAC ファームウェア接続の切断
エラーが発生した場合は、標準エラー出力に英語のみのテキストメッセージも表示されます。
VM-CLI を使ってオペレーティングシステムを展開する
仮想メディア・コマンドラインインタフェース(VM-CLI)ユーティリティは、コマンドラインインタフェースで管理ステーションからリモートシステムの DRAC 5 への仮想メディア機能を提供します。VM-CLI
とスクリプトの使用によって、オペレーティングシステムをネットワーク上の複数のリモートシステムに展開できます。
ここでは、VM-CLI ユーティリティを会社のネットワークに組み込む方法について説明します。
作業を開始する前に
VM-CLI ユーティリティを使う前に、対象となるリモートシステムと会社のネットワークが次の項に記載する要件を満たしている ことを確認してください。
リモートシステム要件
l 各リモートシステムにDRAC 5 カードが装備されている。
l 各リモートシステムの仮想デバイスは Bios 起動順序の最初のデバイスです。
Dell Custom Factory Integration(CFI)
Dell Custom Factory Integration(CFI)オプションを利用して Dell システムを注文すると、デルはそのシステムにDDNS 名、および仮想メディア用に有効化されている設定済みのシステム
BIOS を含む DRAC 5 カードを事前に組み込むことができます。この設定を使うと、システムは会社のネットワークに接続次第、仮想メディアから 起動できます。
メモ:VM-CLI ユーティリティは標準入力(stdin)からは読み込みません。したがって、stdin リダイレクトは不要です。