Users Guide
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DRAC 5 概要
Dell™RemoteAccessController5ファームウェアバージョン 1.50 ユーザーズガイド
DRAC 5 仕様と機能
その他のマニュアル
Dell™RemoteAccessController5(DRAC 5)は、Dell システムのリモート管理機能、クラッシュしたシステムのリカバリ、電源制御機能などを提供するシステム管理ハードウェアおよびソフトウ
ェアソリューションです。
DRAC 5 を取り付けると、システムのベースボード管理コントローラ(BMC)と通信することで、電圧、温度、侵入、ファン速度に関する警告やエラーを電子メールで通知するように設定できます。また、イ
ベントデータと最新のクラッシュ画面(Microsoft®Windows®オペレーティングシステムを実行しているシステムのみ)もログに記録するので、システムクラッシュの原因解明に役立ちます。
DRAC 5 には独自のマイクロプロセッサとメモリが搭載されており、電源は取り付け先のシステムから取り込みます。DRAC 5 はシステムに既に組み込まれている場合と、キットとして別途配布される
場合があります。
DRAC 5 を使い始めるには、「DRAC 5 の使い始めに」を参照してください。
DRAC 5 仕様と機能
図1-1 に DRAC 5 のハードウェアを示します。
図 1-1DRAC5ハードウェア機能
DRAC 5 仕様
電源仕様
表1-1に DRAC 5 の電源要件を示します。
表 1-1DRAC5の電源仕様
コネクタ
DRAC 5 にはオンボード 10/100 Mbps RJ-45 NIC、50 ピン管理ケーブル、44 ピン MII ケーブルが含まれています。DRAC 5 のケーブルコネクタについては、図1-1を参照してください。
50 ピン管理ケーブルは DRAC へのメインインタフェースで、USB、シリアル、ビデオ、内蔵回路(12C)バスに接続しています。44 ピン MII ケーブルは DRAC NIC をシステムのマザーボードに接続
するために使用します。 RJ-45 コネクタは、DRAC が専 用 NIC モードに設定されている場合に、帯域外の接続に DRAC NIC を接続するために使用します。
管理ケーブルと MII ケーブルを使用すると、必要に応じて DRAC を 3 通りのモードに設定できます。 詳細については、「DRAC モード」を参照してください。
システム電源
+3.3 V AUX (最大)、1.2 A
+3.3 V Main (最大)、550 mA
+5V Main (最大)、0 mA
メモ: DRAC 5 ハードウェアの取り付け手順については、システムに付属の『 リモートアクセスカードの取り付け 』マニュアルまたは『取り付けとトラブルシューティングガイド 』を参照してくださ
い。