Users Guide
RACADM エラーメッセージについてよくあるお問い合わせ
(racadm racreset コマンドを使用して)DRAC 5 をリセットした後、コマンドを発行すると次のメッセージが表示されます。
racadm <コマンド名> Transport: ERROR: (RC=-1)
このメッセージは何 を意味しますか?
別のコマンドを実行する前に、DRAC 5 がリセットを完了するのを待つ必要があります。
racadm コマンドやサブコマンドを使用すると、原因不明のエラーが発生します。
racadm コマンドやサブコマンドを使用するとき、次のようなエラーが 1 つまたは複数起きることがあります。
l ローカル racadm エラーメッセージ - 構文、入力ミス、名前の誤りなどの問題。
l リモート racadm エラーメッセージ - IP アドレスの誤り、ユーザー名の誤り、パスワードの誤りなどの問題。
システムから DRAC IP アドレスを ping した後、DRAC 5 カードを専用と共有モード間で切り替えると、応答が返 りません。
システムの ARP テーブルをクリアしてください。
複数 DRAC 5 カードの設定
RACADM を使うと、同じプロパティを持つ DRAC 5 カードを 1 枚または複数枚設定できます。グループ ID とオブジェクト ID を使って特定の DRAC 5 カードを照会するとき、RACADM は取得した
情報から racadm.cfg 設定ファイルを作成します。このファイルを DRAC 5 カード 1 枚または複数枚にエクスポートすることで、まったく同じプロパティを持つコントローラを最小限の時間で設定でき
ます。
複数の DRAC 5 カードを設定するには、次の手順を実行します。
1. RACADM を使って、適切な設定を持つターゲット DRAC 5 をクエリします。
コマンドプロンプトを開いて、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
2. テキストエディタを使用して、設定ファイルに変更を加えます(省略可能)。
3. 新しい設定ファイルを使って、ターゲット RAC を変更します。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
4. 設定されたターゲット RAC をリセットします。
コマンドプロンプトで、次のように入力します。
racadm reset
getconfig -f racadm.cfg サブコマンドは DRAC 5 の設定を要求し、racadm.cfg ファイルを生成します。必要に応じて、ファイルに別の名前を付けることもできます。
getconfig コマンドを使用すると、次のような操作ができます。
l グループのすべての設定プロパティを表示する(グループ名とインデックスで指定)
sslcertupload
DRAC 5 で CA 証明書またはサーバ証明書をアップロードします。
sslcertdownload
CA 証明書をダウンロードします。
sslcertview
DRAC 5 で CA 証明書またはサーバ証明書を表示します。
testemail
電子メールの設定をチェックするには、DRAC 5 に DRAC 5 NIC 経由でテスト電子メールを送信させます。
testtrap
トラップの設定をチェックするには、DRAC 5 に DRAC 5 NIC 経由でテスト SNMP トラップを送信させます。
vmdisconnect
仮想メディア接続を強制終了します。
vmkey
仮想フラッシュサイズをデフォルトサイズ (16 MB) に戻します。
メモ: 一部の設定ファイルには固有の DRAC 5 情報(静的 IP アドレスなど)が含まれているので、そのファイルを他の DRAC 5 カードにエクスポートする前に、その情報を変更する必要があ
ります。
メモ: 生成された .cfg ファイルにはユーザーパスワードは含まれていません。
メモ: getconfig -f を使った RAC 設定のファイルへのリダイレクトは、ローカルまたはリモート RACADM インタフェースでのみサポートされています。