Users Guide
RACADM リモート機能を有効または無効にする
racadm リモート機能はデフォルトで有効になっています。無効になっている場合は、次の racadm コマンドを入力して有効にします。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneRemoteRacadmEnable 1
リモート機能を無効にするには、次のように入力します。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneRemoteRacadmEnable 0
RACADM サブコマンド
表4-20 に、RACADM で実行できる各racadm サブコマンドを示します。構文と有効なエントリを含む racadm サブコマンドの詳細リストは、「RACADM サブコマンドの概要」を参照してください。
RACADM サブコマンドを入力するときは、コマンドに racadm を前付けしてください。例:
racadm help
表 4-20RACADMサブコマンド
-r <racIpAddr>:<ポート番
号>
DRAC 5 ポート番号がデフォルトポート (443) 出ない場合は、:<ポート番号> を使用します。
-i
インタラクティブにユーザーのユーザー名とパスワードを問い合わせるように racadm に指示します。
-u <ユーザー名>
コマンドのトランザクションの認証に使用するユーザー名を指定します。-u オプションを使用すると、-pp オプションも必要になり、-i オプション(インタラクティブ)
は使用できなくなります。
-p <パスワード>
コマンドのトランザクションを認証するパスワードを指定します。-pオプションを使用すると、-i オプションは使用できなくなります。
-S
racadm が無効な証明書エラーをチェックするように指定します。racadm は無効な証明書を検出した場合にコマンドの実行を停止して、エラーメッセージを表
示します。
メモ: これらのコマンドはローカルシステムで実行することをお勧めします。
コマンド
説明
help
DRAC 5 サブコマンドを一覧表示します。
help <サブコマンド>
指定したサブコマンドの使用ステートメントを一覧にします。
arp
ARP テーブルの内容を表示します。ARP エントリの追加や削除はできません。
clearasrscreen
前回の ASR (クラッシュ) 画面をクリアします(前回の青色画面)。
clrraclog
DRAC 5 のログをクリアします。ログがクリアされたときのユーザーと時間を示すエントリが 1 つ作成されます。
config
RAC を設定します。
getconfig
現在の RAC 設定プロパティを表示します。
coredump
最新の DRAC 5 コアダンプを表示します。
coredumpdelete
DRAC 5 に保存されているコアダンプを削除します。
fwupdate
DRAC 5 ファームウェアアップデートの状態を実行または表示します。
getssninfo
アクティブセッションに関する情報を表示します。
getsysinfo
DRAC 5 とシステムに関する一般的な情報を表示します。
getractime
DRAC 5 の日時を表示します。
ifconfig
RAC の現在の IP 設定を表示します。
netstat
ルーティングテーブルと現在の接続を表示します。
ping
現在のルーティングテーブルの内容を使って DRAC 5 から宛先 IP アドレスにアクセスできることを確認します。
setniccfg
コントローラの IP 設定を指定します。
getniccfg
コントローラの現在の IP 設定を表示します。
getsvctag
サービスタグを表示します。
racdump
DRAC 5 のステータスと状態情報をデバッグ用にダンプします。
racreset
DRAC 5 をリセットします。
racresetcfg
DRAC 5 をデフォルト設定にリセットします。
serveraction
管理下システムの電源管理を行います。
getraclog
RAC ログを表示します。
clrsel
システムイベントログのエントリをクリアします。
gettracelog
DRAC 5 トレースログを表示します。-i を指定すると、このコマンドは DRAC 5 トレースログのエントリの数を表示します。
sslcsrgen
SSL CSR を生成してダウンロードします。