Users Guide
コマンドラインの使用
RAC ログのエントリを表示するには、getraclog コマンドを使用します。
racadm getraclog -i
getraclog -i コマンドは DRAC 5 ログのエントリの数を表示します。
racadm getraclog [オプション]
clrraclog コマンドを使用して、
RAC ログからすべてのエントリをクリアします。
racadm clrraclog
診断コンソールの使用
DRAC 5 には、Microsoft®Windows®や Linux 搭載システムに含まれているものと類似するネットワーク診断ツールが標準装備されています(表17-3 を参照)。DRAC 5 ウェブベースのイン
タフェースを使うことで、これらのネットワーク診断ツールにアクセスできます。
診断コンソール ページにアクセスするには、次の手順を行います。
1. システム ツリーの リモートアクセス をクリックします。
2. 診断 タブをクリックします。
表17-3 に、 診断コンソール ページで使用できるオプションを示します。コマンドを入力して 送信 をクリックします。デバッグの結果が 診断コンソール ページに表示されます。
診断コンソール ページを更新するには、更新 をクリックします。別のコマンドを実行するには、診断ページに戻 る をクリックします。
表 17-3診断コマンド
トレースログの使用
DRAC 5 の内部トレースログは、システム管理者が DRAC 5 の警告およびネットワークに関する問題をデバッグするために使用します。
DRAC 5 ウェブベースユーザーインタフェースからトレースログにアクセスするには、次の手順を行います。
1. システム ツリーの リモートアクセス をクリックします。
2. 診断 タブをクリックします。
3. gettracelog コマンドまたは racadm gettracelog コマンドを コマンド フィールドに入力します。
トレースログは次の情報を追跡します。
l DHCP - DHCP サーバーから送受信したパケットを追跡します。
l IP - 送受信した IP パケットを追跡します。
トレースログには、管理下システムのオペレーティングシステムではなく、DRAC 5 の内部ファームウェアに関連する DRAC ファームウェア固有のエラーコードが含まれている場合もあります。
メモ: 詳細については、「getraclog」を参照してください。
コマンド
説明
arp
ARP(Address Resolution Protocol)テーブルの内容を表示します。ARP エントリの追加や削除はできません。
ifconfig
ネットワークインタフェーステーブルの内容を表示します。
netstat
ルーティングテーブルの内容を印刷します。netstat オプションの右のテキストフィールドにインタフェース番号をオプションで入力すると、インタフェース、バッファの使用率、その
他のネットワークインタフェースに関する情報が印刷されます。
ping <IPアドレ
ス>
現在のルーティングテーブルの内容を使って DRAC 5 から宛先 IP アドレスにアクセスできることを確認します。宛先 IP アドレスをこのオプションの右にあるフィールドに入力し
てください。ICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)エコーパケットが現在のルーティングテーブルの内容に基づいて宛先 IP アドレスに送信されます。
gettracelog
DRAC 5 トレースログを表示します。 詳細については、「gettracelog」を参照してください。
メモ: このコマンドはコマンドラインインタフェースからも使用できます。詳細については、「gettracelog」を参照してください。