Users Guide
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DRAC 5 SM-CLP コマンドラインインタフェースの使用
Dell™RemoteAccessController5ファームウェアバージョン 1.50 ユーザーズガイド
DRAC 5 SM-CLP のサポート
SM-CLP の機能
ここでは、DRAC 5 に組み込まれている Server Management Workgroup(SMWG)Server Management Command Line Protocol(SM-CLP)について説明します。
DRAC 5 SM-CLP は DMTF と SMWG が提唱するプロトコルで、システム管理 CLI の実装標準となっています。SMWG SM-CLP は DMTF が提唱する全体的な SMASH 作業のサブコンポーネ
ントです。
DRAC 5 SM-CLP のサポート
DRAC 5 は SM-CLP 標準に基づくコマンドラインプロトコルのサポートを最初に提供した RAC 製品です。SM-CLP は DRAC 5 コントローラのファームウェアからホストされ、telnet、SSH、およびシ
リアルベースのインタフェースをサポートしています。DRAC 5 SM-CLP インタフェースは DMTF 組織が提供する SM-CLP 仕様バージョン 1.0 に基づいています。
以下の項では、DRAC 5 からホストされる SM-CLP 機能の概要を提供します。
SM-CLP の機能
SM-CLP はバーブとターゲットの概念を起用して、CLI によるシステム管理機能を提供しています。バーブは実行する処理を示し、ターゲットはその処理を実行するエンティティ(またはオブジェクト)を
指定します。
下記は SM-CLP コマンドライン構文の例です。
<バーブ> [<オプション>] [<ターゲット>] [<プロパティ>]
通常の SM-CLP セッション中、ユーザーは表13-1 と表13-2 に記載したバーブを使って操作を実行できます。
表 13-1システムでサポートされている CLI バーブ
表 13-2ファン、 バッテリー、イントルージョン、 ハードウェアパフォーマンス、電源装置、温度、および電圧でサポートされている CLI バーブ
SM-CLP の使用
1. 正しい資格情報を使用して SSH(または telnet)で DRAC5に接続します。
メモ: ここでは、ユーザーが Systems Management Architecture for Server Hardware(SMASH)イニシアチブおよび SMWG SM-CLP 仕様に精通していることを前提としていま
す。これらの仕様の詳細は、Distributed Management Task Force (DMTF) のウェブサイト www.dmtf.org を参照してください。
バーブ
定義
CD
シェルを使用して MAP を移動します。
delete
オブジェクトのインスタンスを削除します。
help
特定のターゲットのヘルプを表示します。
reset
ターゲットをリセットします。
show
ターゲットのプロパティ、バーブ、およびサブターゲットを表示します。
start
ターゲットをオンにします。
stop
ターゲットをシャットダウンします。
exit
SM-CLP シェルのセッションを終了します。
version
ターゲットのバージョン属性を表示します。
バーブ
定義
CD
シェルを使用して MAP を移動します。
help
特定のターゲットのヘルプを表示します。
show
ターゲットのプロパティ、バーブ、およびサブターゲットを表示します。
exit
SM-CLP シェルのセッションを終了します。
version
ターゲットのバージョン属性を表示します。