Users Guide
トレースログの使用
DRAC 5 の内部トレースログは、システム管理者が DRAC 5 の警告およびネットワークに関する問題をデバッグするために使用します。
DRAC 5 ウェブベースユーザーインタフェースからトレースログにアクセスするには、次の手順を行います。
1. システム ツリーの リモートアクセス をクリックします。
2. 診断 タブをクリックします。
3. gettracelog コマンドまたは racadm gettracelog コマンドを コマンド フィールドに入力します。
トレースログは次の情報を追跡します。
l DHCP — DHCP サーバーから送受信したパケットを追跡します。
l IP — 送受信した IP パケットを追跡します。
トレースログには、管理下システムのオペレーティングシステムではなく、DRAC 5 の内部ファームウェアに関連する DRAC ファームウェア固有のエラーコードが含まれている場合もあります。
racdump の使用
racadm racdump コマンドは単一コマンドで、ダンプ、状態、DRAC 5 ボードの一般情報を取得します。
coredump の使用
racadm coredump コマンドは、RAC で最近発生した重要な問題に関する詳細情報を表示します。coredump 情報はこれらの重要な問題の診断に使用できます。
使用可能な場合、coredump 情報は RAC の電源を切った後も次の状態が発生するまで保持されます。
l coredumpdelete サブコマンドを使って coredump 情報がクリアされた
l RAC で別の重要問題が発生した この場合、coredump 情報は最後に発生した重要エラーに関するものです。
racadm coredumpdelete コマンドは、現在 RAC に保存されている coredump データをクリアするために使用できます。
詳細については、「coredump」および「coredumpdelete」を参照してください。
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メモ: このコマンドはコマンドラインインタフェースからも使用できます。詳細については、「gettracelog」を参照してください。
メモ: DRAC 5 は、1500 バイトより大きいパケットサイズの ICMP(Ping)にはエコーしません。
メモ: このコマンドは Telnet と SSH のインタフェースでのみ使用できます。詳細については、racdump コマンドを参照してください。