Users Guide
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DRAC 5 SM-CLP コマンドラインインタフェースの使用
Dell™RemoteAccessController5ファームウェアバージョン 1.40 ユーザーズガイド
DRAC 5 SM-CLP のサポート
SM-CLP の機能
ここでは、DRAC 5 に組み込まれている Server Management Workgroup(SMWG)Server Management Command Line Protocol(SM-CLP)について説明します。
DRAC 5 SM-CLP は DMTF と SMWG が提唱するプロトコルで、システム管理 CLI の実装標準となっています。SMWG SM-CLP は DMTF が提唱する全体的な SMASH 作業のサブコンポーネ
ントです。
DRAC 5 SM-CLP のサポート
DRAC 5 は SM-CLP 標準に基づくコマンドラインプロトコルのサポートを最初に提供した RAC 製品です。SM-CLP は DRAC 5 コントローラのファームウェアからホストされ、telnet、SSH、およびシ
リアルベースのインタフェースをサポートしています。DRAC 5 SM-CLP インタフェースは DMTF 組織が提供する SM-CLP 仕様バージョン 1.0 に基づいています。
以下の項では、DRAC 5 からホストされる SM-CLP 機能の概要を提供します。
SM-CLP の機能
SM-CLP はバーブとターゲットの概念を打ち出し、CLI を通したシステム管理を提供します。 バーブは実行する処理を指し、ターゲットはその処理を実行するエンティティ(またはオブジェクト)を決定し
ます。
次は SM-CLP コマンドライン構文の例です。
<バーブ> [<オプション>] [<ターゲット>] [<プロパティ>]
通常の SM-CLP セッション中、ユーザーは表 12-1 と表 12-2 に記載したバーブを使って操作を実行できます。
表 12-1 システムでサポートされている CLI バーブ
メモ: ここでは、ユーザーが Systems Management Architecture for Server Hardware (SMASH) イニシアチブおよび SMWG SM-CLP 仕様に精通していることを前提としていま
す。これらの仕様の詳細は、Distributed Management Task Force (DMTF) のウェブサイト www.dmtf.org を参照してください。
バーブ
定義
cd
シェルを使用して MAP を移動します。
delete
オブジェクトのインスタンスを削除します。
help
特定のターゲットのヘルプを表示します。
reset
ターゲットをリセットします。
show
ターゲットのプロパティ、バーブ、およびサブターゲットを表示します。
start
ターゲットをオンにします。
stop
ターゲットをシャットダウンします。
exit
SM-CLP シェルのセッションを終了します。
version
ターゲットのバージョン属性を表示します。