Users Guide
たとえば、デバイスは次のように指定します。
-c d:¥ (Windows システム)
-c /dev/cdrom (Linux システム)
なお、CD/DVD メディアを仮想化しない場合はこのパラメータは指定しないでください。無効な値が検出されたら、エラーメッセージが表示されてコマンドが終了します。
スイッチオプションしかない場合を除き、このコマンドを使って少なくとも 1 つのメディアタイプ(フロッピーまたは CD/DVD ドライブ)を指定します。指定しないと、エラーメッセージが表示されてコマンドが
終了します。
バージョン表示
-v
このパラメータは VM-CLI ユーティリティのバージョンを表示するために使用します。その他の非スイッチオプションが提供されていない場合、コマンドはエラーメッセージなしで終了します。
ヘルプの表示
-h
このパラメータは、VM-CLI ユーティリティパラメータの概要を示します。その他の非スイッチオプションが提供されていない場合、コマンドはエラーなしで終了します。
暗号化データ
-e
このパラメータがコマンドラインに含まれている場合は、VM-CLI ユーティリティは SSL暗号化チャネルを使って管理ステーションとリモートシステムの DRAC 5 間のデータの転送を行います。このパ
ラメータがコマンドラインに含まれていない場合は、データ転送が暗号化されません。
VM-CLI オペレーティングシステムシェルオプション
VM-CLI コマンドラインでは次のオペレーティングシステム機能が使用できます。
l stderr/stdout redirection — 印刷されたユーティリティの出力をファイルにリダイレクトします。
たとえば、「より大」の不等号 (>)にファイル名を続けると、指定したファイルが VM-CLI ユーティリティの印刷出力で上書きされます。
l バックグラウンドでの実行— デフォルトで VM-CLI ユーティリティはフォアグラウンドで実行されます。オペレーティングシステムのコマンドシェル機能を使用すると、ユーティリティをバックグラ
ウンドで実行できます。たとえば、Linux オペレーティングシステムでは、コマンドに続いてアンパーサンド(&)を指定すると、プログラムから新しいバックグラウンドプロセスが生成されます。
後者の手法は、VM-CLI コマンドに対して新しいプロセスが開始された後にスクリプトを処理できるのでスクリプトプログラムの場合に便利です(この手法を使わないと、スクリプトは VM-CLI プログラム
が終了するまでブロックされます)。複数の VM-CLI インスタンスがこの方法で開始され、1 つまたは複数のコマンドインスタンスを手動で終了しなければならない場合、プロセスを一覧表示して終了す
るためのオペレーティングシステムによって異なる機能を使用します。
メモ: VM-CLI ユーティリティは標準入力 (stdin) からは読み込みません。このため、stdin リダイレクションは不要です。