Users Guide
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仮想メディアの使用と設定
Dell Remote Access Controller 5 ファームウェアバージョン 1.30 ユーザーズガイド
概要
仮想メディアプラグインのインストール
仮想メディアの実行
仮想フラッシュの使用
仮想メディアコマンドラインインタフェースユーティリティの使用
よくあるお問い合わせ(FAQ)
概要
仮想メディア機能は、ネットワーク上のどこからでも標準メディアとして使用できる仮想 CD ドライブを管理下システムに提供します。 図8-1 は仮想メディアのアーキテクチャの概要を示しています。
図 8-1. 仮想メディアのアーキテクチャのアーキテクチャの概要
仮想メディアを使用すると、管理下システムの起動から、アプリケーションのインストール、ドライバのアップデート、新しいオペレーティングシステムのインストールまで、CD/DVD やディスケットドライブ
からリモートで実行することができます。
管理下システムは DRAC 5 カードを使用して構成されています。 仮想 CD とフロッピードライブは DRAC 5 に内蔵された 2 つの電子デバイスで、DRAC 5 ファームウェアによって制御されます。 こ
れら 2 つのデバイスは、仮想メディアの接続の有無にかかわらず、管理下システムのオペレーティングシステムと BIOS に常駐します。
管理ステーションは、物理メディアやイメージファイルをネットワーク経由で提供します。 RAC ブラウザを初めて起動して仮想メディアページにアクセスすると、DRAC 5 Web Server から仮想メディ
アプラグインがダウンロードされ、管理ステーションに自動的にインストールされます。 仮想メディア機能が正しく動作するには、仮想メディアプラグインが管理ステーションにインストールされている必要
があります。
仮想メディアが接続していると、管理下システムからの仮想 CD/フロッピードライブのアクセス要求がすべてネットワーク経由で管理ステーションに向けられます。 仮想メディアを接続するのは、メディ
アを仮想デバイスに挿入する操作と同じです。 仮想メディアが接続していないとき、管理下システムの仮想デバイスは、ドライブにメディアがインストールされていない 2 台のドライブに見えます。
表8-1 に、仮想フロッピーと仮想オプティカルドライブでサポートされているドライブ接続を示します。
表 8-1. サポートされているドライブ接続
メモ: 仮想メディアでは、128 Kbps 以上のネットワーク帯域幅が必要です。
メモ: 接続中に仮想メディアを変更すると、システム起動シーケンスが停止する場合があります。