Users Guide
この機能は、管理下システムのユーザーが、ローカル racadm または Dell OpenManage Server Administrator ユーティリティを使用して DRAC 5 を設定する機能を無効にします。
racadm config -g cfgRacTune -o cfgRacTuneLocalConfigDisable 1
コンソールリダイレクトを無効にする
コンソールリダイレクトを無効にするオプションを使用すると、ローカル DRAC 5 のシステム管理者は管理ステーションへのコンソールリダイレクトを無効にすることができます。コンソールリダイレクトを
無効にするオプションは、ローカル DRAC 5 システム管理者が BIOS および DRAC 設定を、誰か他の人がコンソールリダイレクトによりシステム管理者の行為を表示することができる危険を冒すこと
なく設定するための安全なメカニズムを提供します。
コンソールリダイレクトを無効にするには
racadm localConRedirDisable 1
ローカルシリアルポートまたは Telnet 管理ステーション(クライアントシステム)を使った管理下システムへ
の接続
管理下システムでは、システム上の DRAC 5 とシリアルポート間をアクセスでき、管理下システムの電源オン、電源オフ、リセット、およびログへのアクセスが可能になります。
シリアルコンソールは、管理下システムの外付けのシリアルコネクタを使って DRAC 5 で使用できます。 アクティブなシリアルクライアントシステム(管理ステーション)は 1 つだけです。 Telnet およ
び SSH コンソールは、DRAC 5 上で DRAC モードから使用可能です(「DRAC モード」を参照してください)。 一度に最大 4 台の telnet クライアントシステムと 4 台の SSH クライアントを接続でき
ます。 管理ステーションから管理下システムのシリアルまたは telnet コンソールへの接続には、管理ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアが必要です。 詳細に関しては、「管理ステー
ションターミナルエミュレーションソフトウェアの設定」を参照してください。
以下のサブセクションでは、次の方法を使用して管理ステーションを管理下システムに接続する方法を説明します。
l ターミナルソフトウェアとヌルモデムケーブルを使用する管理下システムの外部シリアルポート
l 管理下システムの DRAC 5 NIC または共有のチーム NIC からターミナルソフトウェアを使用する telnet 接続
シリアルコンソールの DB-9 ケーブルの接続
シリアルテキストコンソールを使って管理下システムにアクセスするには、DB-9 ヌルモデムケーブルを管理下システムの COM ポートに接続します。 DB-9 ケーブルのすべてが、この接続に必要な
ピン配置 / 信号を備えているわけではありません。 この接続用の DB-9 ケーブルは、表3-9 で示した仕様に一致している必要があります。
表 3-9. DB-9 ヌルモデムケーブルに必要なピンアウト
注意: これらの機能は、設定をデフォルトにリセットすることなど、ローカルユーザーがローカルシステムから DRAC 5 を設定する機能を著しく制限するため、慎重に使用してください。
メモ: このコマンドは、リモート racadm からしか使用できません。
メモ: 詳細に関しては、デルのサポートウェブサイト support.dell.com の『DRAC 5 ファームウェアおよびソフトウェアバージョン 1.30 における新しいセキュリティオプションの効果的な使
用』を参照してください。
メモ: コンソールリダイレクトを有効にするには、引数 0 を使用します。
メモ: コンソールリダイレクトを無効にするオプションを使用できるのは、ローカル racadm ユーザーのみです。
メモ: DB-9 ケーブルは、BIOS テキストコンソールリダイレクトにも使用できます。
信号名
DB-9 ピン(サーバーピン)
DB-9 ピン(ワークステーションピン)