Users Guide
RAC シリアルインタフェース
RAC は、RAC のCLI を提供するシリアルコンソールインタフェース(または RAC シリアルコンソール)もサポートしています。これは IPMI では定義されません。 システムに シリアルコンソール を
有効にした RAC カードが含まれている場合は、RAC カードが IPMI シリアル設定を上書きして、RAC CLI シリアルインタフェースが表示されます。
RAC シリアルターミナルインタフェースを有効にするには、cfgSerialConsoleEnable プロパティを 1(TRUE)に設定します。
例:
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialConsoleEnable 1
「cfgSerialConsoleEnable(読み取り / 書込み)」を参照してください。
表3-1 に、シリアルインタフェースの設定を示します。
表 3-1. シリアルインタフェースの設定
Linux に起動中のシリアルコンソールリダイレクトを設定する方法
次の手順は Linux GRand Unified Bootloader(GRUB)にのみ適用します。 別のブートローダーを使用する場合も、同様の変更が必要です。
/etc/grub.conf ファイルを次のように編集します。
1. ファイルの一般設定セクションを見つけ、次の 2 行を新たに追加します。
serial --unit=1 --speed=57600
terminal --timeout=10 serial
2. カーネル行に 2 つのオプションを付け加えます。
kernel ............. console=ttyS1,57600
3. /etc/grub.conf に splashimage ディレクティブが含まれている場合は、それをコメントアウトします。
表 3-2 は、この手順で説明した変更を示したサンプル /etc/grub.conf ファイルです。
表 3-2. サンプルファイル: /etc/grub.conf
IPMI モード
RAC シリアルコンソール
インタフェース
基本
無効
基本モード
基本
有効
RAC CLI
ターミナル
無効
IPMI ターミナルモード
ターミナル
有効
RAC CLI
メモ: クライアント VT100 エミュレーションウィンドウを設定する場合は、テキストが正しく表示されるように、リダイレクトされたコンソールを表示するウィンドウまたはアプリケーションを 25 行
x 80 列に設定してください。このように設定しないと、画面の文字化けが発生することがあります。
#anacondaで生成した grub.conf
#
# このファイルに変更を加えた後に grub 再度実行する必要は