Users Guide
ジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中 DRAC 5 にそのインデックスが作成されます。
l ユーザーが .cfg ファイルのインデックスを自由に指定することはできません。
インデックスは作成や削除ができるため、グループは次第に使用中のインデックスと未使用のインデックスで断片化される可能性があります。 インデックスが存在する場合は、変更されます。 イ
ンデックスが存在しない場合は、最初に使用できるインデックスが使用されます。 この方法では、管理しているすべての RAC 間で同じインデックスを作成する必要がないので、インデックスエン
トリを柔軟に追加できます。 新しいユーザーは最初に使用できるインデックスに追加されます。 1 つの DRAC 5 で正しくパースおよび実行される .cfg ファイルは、すべてのインデックスが一杯
で新しいユーザーを追加しなければならない場合に、別の DRAC 5 で正しく実行されない場合があります。
l racresetcfg サブコマンドを使用して、同じプロパティのすべての DRAC 5 カードを設定します。
racresetcfg サブコマンドを使って DRAC 5 をデフォルトにリセットして、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを実行します。 .cfg ファイルに、必要なオブジェクト、ユーザー、イ
ンデックス、およびその他のパラメータがすべて含まれていることを確認します。
パースの規則
l 「#」で始まる行はすべてコメント扱いとなります。
コメント行は一列目から記述する必要があります。 その他の列の「#」文字は単に # 文字として扱われます。
モデムパラメータでは文字列に # 文字が含まれている場合があります。 エスケープ文字は必要ありません。 racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドから .cfg を生成し、エスケ
ープ文字を追加せずに racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを別の DRAC 5 に実行することをお勧めします。
例:
#
# これはコメントです。
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPageModemInitString=<モデムの初期文字列の # はコメントではありません>
l すべてのグループエントリは「[」と「]」の文字で囲む必要があります。
グループ名を示すときの開始の「[」は一列目になければなりません。 グループ名はそのグループ内のどのオブジェクトよりも前に指定する必要があります。 オブジェクトに関係するグループ名
がない場合、エラーが発生します。 設定データは、「DRAC 5 プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」に定義されるようにグループ分けされています。
次に、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値の使用例を示します。
例:
[cfgLanNetworking] -{グループ名}
cfgNicIpAddress=143.154.133.121 {オブジェクト名}
l すべてのパラメータは、「object」、「=」、または「value」の間に空白を入れずに「object=value」のペアとして指定されます。
値の後の空白スペースは無視されます。 値の文字列内にあるスペースはそのままにされます。 '=' の右側の文字はそのまま使用されます (例 2 番目の '='、または '#'、'['、']'、など)。 これらの
文字はモデムの設定に使われるチャットスクリプト文字です。
前項の例を参照してください。
l .cfg パーサは、インデックスオブジェクトエントリを無視します。
どのインデックスを使用するかをユーザーが指定することはできません。 インデックスがすでに存在している場合は、それが使用されます。インデックスがない場合は、そのグループで最初に使
用可能なインデックスに新たなエントリが作成されます。
racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドは、インデックスオブジェクトの前にコメントを配置するため、ここでコメントを確認できます。
l インデックスグループの行は .cfg ファイルから削除できません。
次のコマンドを使用して、インデックスオブジェクトを手動で削除する必要があります。
racadm config -g <グループ名> -o <オブジェクト名> -i <インデックス 1-16> ""
インデックス付きグループの内容を表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm getconfig -g <グループ名> -i <インデックス 1~16>
l インデックス付きグループの場合、オブジェクトアンカーは [ ] の組の後にくる最初のオブジェクトでなければなりません。 次に、現在のインデックス付きグループの例を示します。
[cfgUserAdmin]
注意:racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと DRAC 5 NIC は元のデフォルトの設定にリセットされ、ユーザーおよびユーザー設定はすべて削除されます。 root ユーザーは
使用可能ですが、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。
メモ:ユーザーは次のコマンドを使用して、インデックス付きグループを手動で作成できます。
racadm config -g <グループ名> -o <アンカーオブジェクト> -i <インデックス 1-16> <固有のアンカー名>
メモ:NULL 文字列(2 つの "" 文字)は、DRAC 5 に指定のグループのインデックスを削除するように指示します。