Users Guide
5. システムをシャットダウンして、ブータブルフロッピーまたは CD をドライブから取り外します。
6. システムをオンにして、システムが仮想フラッシュから C:¥ または A:¥ プロンプトに起動することを確認します。
仮想メディアコマンドラインインタフェースユーティリティの使用
仮想メディアコマンドラインインタフェース(VM-CLI)ユーティリティは、管理ステーションからリモートシステムの DRAC 5 に仮想メディア機能を提供するスクリプト可能なコマンドラインインタフェースで
す。
VM -CLI ユーティリティは次の機能を提供します。
l 複数のアクティブセッションを同時にサポートします。
l リムーバブルメディアデバイスまたはイメージファイルは、仮想メディアプラグインと一貫しています。
l DRAC ファームウェアのブートワンス機能が有効の場合、自動終了オプションが有効になります。
l Secure Sockets Layer (SSL) を使って DRAC 5 の通信をセキュリティ保護にします。
ユーティリティを実行する前に、リモートシステムの DRAC 5 に仮想メディアユーザー特権があることを確認してください。
オペレーティングシステムがシステム管理者特権、オペレーティングシステムに固有の特権またはグループメンバーシップをサポートしている場合は、VM -CLI コマンドを実行するためにもシステム管理
者特権が必要です。
クライアントシステムのシステム管理者はユーザーグループと特権を制御するので、ユーティリティを実行できるユーザーを制御します。
Windows システムの場合は、VM -CLI ユーティリティのパワーユーザー特権が必要です。
Linux システムでは、システム管理者の特権がなくても、sudo コマンドを使って VM -CLI ユーティリティにアクセスできます。 このコマンドは、システム管理者以外のアクセスを集中管理する方法で、す
べてのユーザーコマンドをログに記録します。 VM -CLI グループのユーザーを追加または編集するには、管理者が visudo コマンドを使用します。 システム管理者特権のないユーザーは、sudo コマン
ドをVM-CLI コマンドライン(または VM -CLI スクリプト)の接頭辞として追加すると、リモートシステムの DRAC 5 にアクセスしてユーティリティを実行できます。
対応オペレーティングシステム
VM -CLI ユーティリティは、次のオペレーティングシステムをサポートします。
l Windows XP
l Windows 2000 Server と Service Pack 4
l Windows Server 2003
l Windows Server 2003 R2
l Red Hat Enterprise Linux AS/ES(バージョン 3)
l Red Hat Enterprise Linux AS/ES(バージョン 4)
l SUSE Linux Enterprise Server Version 9 Service Pack 2 for Intel EM64T
最新情報については、デルのサポートウェブサイト support.dell.com で、『DRAC 5 Readme』および 『DellOpenManage™ServerAdministrator互換性ガイド』を参照してください。
ユーティリティのインストール
VM -CLI ユーティリティは、Dell OpenManage System Management ソフトウェアキットに付属の『DellOpenManage™SystemsManagementConsolesCD』に含まれています。 ユーティリティを
インストールするには、『System Management Consoles CD』をシステムのCD ドライブに挿入し、画面の指示に従います。
『Systems Management Consoles CD』には、診断、ストレージ管理、Remote Access Service、RACADM ユーティリティなど、最新の Systems Management Software 製品が入っています。 ま
た、Systems Management Software 製品に関する最新情報を記載した readme ファイルも含まれています。
さらに、『Systems Management Consoles CD』には vmdeploy が含まれています。これは、VM -CLI と RACADM ユーティリティを使用して複数のリモートシステムにソフトウェアを導入する方法を説
明したサンプルスクリプトです。 詳細については、「VM-CLI を使用したオペレーティングシステムの導入」を参照してください。
コマンドラインオプション
VM -CLI インタフェースは、Windows と Linux システムで共通しています。 このユーティリティは、RACADM ユーティリティオプションと同じオプションを使用しています。 たとえば、DRAC 5 IP アドレス
を指定するオプションでは、racadm でも VM -CLI ユーティリティでも同じ構文が必要です。
VM -CLI コマンドの形式は以下のとおりです。
racvmcli [パラメーター] [オペレーティングシステムシェルオプション]
メモ:読み取り専用のイメージファイルを仮想化する場合は、複数のセッションが同じイメージメディアを共有します。 物理ドライブを仮想化する場合は、一度に 1 セッションだけが特定の
物理ドライブにアクセスできます。