Users Guide
racadm をリモートで使用する
racadm コマンドをリモートで使用するには、管理ステーションのコマンドプロンプトからコマンドを入力します。使用する構文は次のとおりです。
racadm -u <ユーザー名> -p <パスワード> -r <DRAC 4 IP アドレス> config -g <グループ> -o <オブジェクト> <値>
設定の表示
特定のグループで現在使用している設定を表示するには、管理下システムのコマンドプロンプトから次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g <グループ>
たとえば、cfgSerial グループのすべての設定を表示するには、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -g cfgSerial
特定のグループで現在使用している設定をリモートで表示するには、リモートコマンドプロンプトから次のコマンドを入力します。
racadm -u <ユーザー> -p <パスワード> -r <DRAC 4 IP アドレス> getconfig -g cfgSerial
たとえば、cfgSerial グループの設定をリモートですべて表示するには、管理ステーションから次のコマンドを入力します。
racadm -u root -p calvin -r 192.168.0.1 getconfig -g cfgSerial
Telnet ポート番号の設定
DRAC 4 の telnet ポート番号を変更するには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneTelnetPort <新しいポート番号>
Secure Shell (SSH) の使用
Secure Shell(SSH)はコマンドラインセッションで、telnet セッションと同じ機能がありますが、セキュリティが強化されています。DRAC 4 は、パスワード認証付きの SSH バージョン 2 をサポートし
ています。DRAC 4 ファームウェアをインストールまたはアップデートすると、DRAC 4 上の SSH が有効になります。
管理ステーション上では、PuTTY または OpenSSH を使用して、管理下システムの DRAC 4 に接続できます。
1 度にサポートされる SSH セッションは 1 つだけです。セッションのタイムアウトは、「DRAC 4 プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」に示した
cfgSsnMgtSshTelnetIdelTimeout のオブジェクトによって制御されます
SSH を有効にする
次のコマンドで DRAC 4 の SSH を有効にできます。
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialSshEnable 1
SSH ポートの変更
次のコマンドで SSH ポートを変更できます。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneSshPort 0x<ポート番号>
cfgSerialSshEnable と cfgRacTuneSshPort のオブジェクトについては、「DRAC 4 プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」を参照してください。
暗号スキームのサポート
DRAC 4 SSH の実装は複数の暗号スキームをサポートします。
l 非対称暗号
メモ: SSH は、DRAC 4 ファームウェアをインストールまたはアップデートした後 15 分間は使用できません。この待ち時間中に内部でホストキーが生成されます。ホストキーの生成に介入は
必要ありません。この動作になんらかの割り込みがあった場合、次回 DRAC 4 を起動したときにキーの生成が再開されます。
メモ: OpenSSH は、Windows の VT100 または ANSI ターミナルエミュレータから実行します。OpenSSH を Windows の コマンドプロンプトから実行すると動作しない機能が一部あり
ます(キーが応答しない、グラフィックスが表示されない等)。