Users Guide
表 A-9fwupdate
概要
racadm fwupdate -u [-w] [-D]
racadm fwupdate -s
racadm fwupdate -g [-u ] [-w][-D] [-a <IP アドレス>] [-f <パス / ファイル>]
racadm fwupdate -c
racadm fwupdate -p -f <アップデートファイル名> [-u] [-w] [-D]
説明
fwupdate サブコマンドによって、呼び出し元は DRAC 4 のファームウェアをアップデートできます。ユーザーは次のような操作を行うことができます。
l RAMdisk アップデート領域にロードされたファームウェアアップデートのアップデートを開始する。
l ファームウェアアップデート処理の状態を確認する。
l TFTP サーバーからファームウェアアップデートファイルを取得して、RAMdisk 領域にロードするように DRAC 4 ファームウェアに指示する。
ユーザーは IP アドレスとパス / ファイル名、または IP アドレスとディレクトリを指定するか、データベース内のデフォルト値を使用できます。またユーザーはロード後にアップデートを開始する
か、終了してから改めてアップデートプロセスを開始するように呼び出すこともできます。
l アップデートファイルを DRAC 4 RAMdisk 領域にロードします。
入力
表A-10 にfwupdate サブコマンドのオプションを示します。
表 A-10fwupdateサブコマンドオプション
サブコマンド
定義
fwupdate
DRAC 4 のファームウェアをアップデートします。
メモ: -p および -u オプションは serial/telnet コンソールではサポートされていません。
オ
プ
ショ
ン
説明
-u
update オプションはファームウェアアップデートファイルのチェックサムを実行して、実際のアップデートプロセスを開始します。このオプションを自動入力すると、ファームウェアアップデートフ
ァイルが既に -g または -p オプションを使って RAMdisk にロードされたと見なされます。このオプションは、-g または -p オプションと一緒に使用できます。ファームウェアアップデートファイ
ルがロードされてから、1 回の呼び出しでアップデート処理が開始されます。アップデートの最後に DRAC 4 はソフトリセットを実行します。
-w
ウェイト オプションは、アップデート処理へ進む前の遅延待機(秒単位)を意味します。-w オプションは、-u オプションと一緒に使用した場合にのみ有効です。
-s
status オプションはアップデートプロセスの現在の状態を返します。このオプションは常に単独で入力されます。-s オプションを他のオプションと一緒に入力しないでください。一緒に入力する
と、状態には入力した唯一のオプションとして表示されます。
-g
取得 オプションは、TFTP サーバからファームウェアアップデートを取得し、RAMdisk 領域に配置するようにファームウェアに指示します。ユーザーは次の項で説明する -a および / または -
f または -d オプションを指定することもできます。-a または -f オプションがない場合、cfgRhostsFwUpdateIpAddr および cfgRhostsFwUpdatePath プロパティを使ってグルー
プ cfgRemoteHosts に含まれているプロパティから読み取られたデフォルト値が読み取られます。
-a
IIP アドレス オプションは、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
-d
-d(ディレクトリ)オプションは、ファームウェアアップデートファイルが保存されている TFTP サーバー上または DRAC 4 のホストサーバー上のディレクトリを指定します。 -d オプションは-f
オプションと一緒に使用しないで
ください。
-D
アップデート完了後に DRAC 4 がリセットされます。起動時に、すべてのファームウェア設定パラメータをデフォルト値にリセットする呼び出しが行われます。詳細については、「racresetcfg」
を参照してください。
-c
-c (チェックサム)オプションを使うと、ユーザーは RAMdisk 領域にロードされたアップデートファイルを検証できます。アップデートファイルは 2 つのローディングメカニズム(racadm CLI
ユーティリティまたは TFTP)のどちらかによってロードできます。このオプションはファームウェアアップデートファイルのサイズを取得し、チェックサムを計算してファイルトークンを検証します。
TFTP インタフェースはロード後、チェックサムを自動的に検証します。このオプションは主に FTP を使用しているときに使用されます。-c オプションは他のオプションと一緒には使用されませ
ん。(-u オプションは
常に
プログラミング前にチェックサムを行うので、-c オプションと -u オプションとの併用は可能です)。
-p
-p (put)オプションは、ファームウェアアップデートファイルを管理下システムから DRAC 4 に転送する(FTP)場合に使用します。-f オプションを使用する場合は、アップデートイメージ名は
firming.dm1 でなければなりません。アップデートファイルは FTP 経由で DRAC 4 に送信されます。チェックサムは新しくロードしたイメージ上で実行されます。チェックサムが正しくない
と、エラーメッセージが表示されます。ユーザーはこの操作のために fwupdate -s オプションを使用する必要はありません。同じコマンドラインに -u オプションを入力すると、アップデート処
理が開始します。