Users Guide
例:
racadm -l 0x3 -L log <サブコマンド [サブコマンドオプション]>
ログレベルの引数 0x3 は STDOUT(標準出力)および STDERR(標準エラー)メッセージの OR(和)を意味します。この両種類のメッセージがファイル名 ログ に書き込まれます。詳細(-v)オプション
のデフォルトは 0x3(STDOUT と STDERR の OR)です。
racadm サブコマンドの説明
以下に、 racadm CLI コマンドラインユーティリティで実行可能なサブコマンドについて説明します。 表8-5 に、各 racadm サブコマンドの簡単な説明を示します。構文や有効なエントリなど、各
racadm サブコマンドの詳細については、「racadm サブコマンド Man ページ」を参照してください。
表 8-5racadmサブコマンド
racadm エラーメッセージ
racadm CLI エラーメッセージについては、本章の「よくあるお問い合わせ(FAQ)」を参照してください。
複数の DRAC 4 の設定
racadm CLI の機能の 1 つに、設定ファイルを使用した DRAC 4 の設定機能があります。racadm CLI は、racadm.cfg と言う DRAC 4 設定ファイルを解析し、個別の設定要求を 1 つ以上の
DRAC 4 に送信します。
この方式は、複数あるDRAC 4 データベースプロパティを設定するときに用いられます。最初に、設定済みの DRAC 4 にオブジェクトグループ ID とオブジェクト ID でデータベースプロパティを問い合
わせるために、racadm CLI を実行する必要があります。racadm CLI は取得した情報から racadm.cfg ファイルを作成します。このファイルをその他の DRAC 4 にエクスポートすることにより、
同じデータベース情報を使ってその他のカードも設定することができます。
設定ファイルの概要
設定ファイルを使用するには、次の高度なステップに従います。
コマンド
説明
help
DRAC 4 サブコマンドをリスト表示します。
help <サブコマンド>
指定したサブコマンドの使用ステートメントを一覧にします。
clearasrscreen
最後に表示されたシステムリセットタイマー画面(青い画面)をクリアします。
config/getconfig
DRAC 4 を設定し、DRAC 4 設定を表示します。
coredump
前回の DRAC 4 coredump を表示します。
coredumpdelete
DRAC 4 に保存されているコアダンプを削除します。
fwupdate
DRAC 4 ファームウェアアップデートを実行または表示します。
getssninfo
アクティブセッションに関する情報を表示します。
getsysinfo
一般的な DRAC 4 とシステム情報を表示します。
getractime
DRAC 4 の時間を表示します。
ifconfig
現在の DRAC 4 の IP 設定を指定または表示します。
getsvctag
サービスタグを表示します。
racdump
DRAC 4 状態と状況情報をデバッグのためにダンプします。
racreset
DRAC 4 をリセットします。
racresetcfg
DRAC 4 をデフォルト設定にリセットします。
serveraction
安全なハードサーバーリセット、電源オン, 電源オフ、またはパワーサイクルを実行します。
setrac
管理下システム名、オペレーティングシステム名、および種類を管理下システムから DRAC 4 に設定します。
sslcsrgen
SSL(Secure Sockets Layer))証明書署名要求(CSR)を生成し、ダウンロードします。
sslcertupload
CA 証明書またはサーバ証明書を DRAC 4 にアップロードします。
sslcertdownload
CA 証明書をダウンロードします。
sslcertview
CA 証明書またはサーバ証明書を DRAC 4 に表示します。
testemail(電子メールテストコマンドを参照)
DRAC 4 NIC 経由で DRAC 4 に電子メールを強制送信させます。
testtrap(トラップテストコマンドを参照)
DRAC 4 NIC 経由で DRAC 4 に SNMP を強制送信させます。
vmdisconnect
仮想メディア接続を強制終了します。
メモ: 一部の設定ファイルではその他のカードを設定する前に変更しなければならない固有の DRAC 4 情報(静的 IP アドレスなど)が含まれています。