Users Guide
目次ページに戻る
シリアルおよび racadm コマンドの使い方
Dell Remote Access Controller 4 Firmware Version 1.70 ユーザーズガイド
シリアルまたは telnet コンソールの使用
racadm CLI の使い方
複数の DRAC 4 の設定
racadm ユーティリティを使用した DRAC 4 の設定
よくあるお問い合わせ(FAQ)
DRAC 4 では、シリアルコマンドと racadm コマンドを使って、管理下システムをローカルまたはリモートで管理および設定できます。
シリアル /Telnet コンソールには、一連のシリアルコマンドが用意されています。シリアルコマンドには racadm コマンドが含まれ、DRAC 4 のウェブインタフェースがサポートしているテキストベー
スの機能のすべてにアクセスできます。
racadm CLI を使うと、DRAC 4 をロカールまたはリモートで設定および管理できます。racadm CLI は管理ステーションと管理下システムで実行し、『Dell Systems Management Tools and
Documentation DVD』に収録されています。
racadm CLI を使用すると、自動的に複数の DRAC 4 を設定するスクリプトを作成することもできます。複数の DRAC 4 を設定する方法については、「複数の DRAC 4 の設定」を参照してください。
以下の項では、シリアルコマンドと racadm コマンドの使用について説明します(「シリアルまたは telnet コンソールの使用」または「racadm CLI の使い方」を参照)。 DRAC 4 を設定する
racadm コマンドの例と、複数の DRAC 4 を設定する racadm 設定ファイルの使用に関する情報も記載されています。
シリアルまたは telnet コンソールの使用
表8-1 に示すシリアルコマンドは、シリアルまたは telnet コンソールコマンドプロンプトまたは racadm CLI から、ローカルまたはリモートで実行できます。
DRAC 4 へのログイン
管理ステーションのターミナルエミュレータソフトウェアを設定したら、次の手順に従って DRAC 4 にログインします。
1. 管理ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアを使って、DRAC 4 に接続します。
2. DRAC 4 のユーザー名を入力して、<Enter> を押します。
3. DRAC 4 のパスワードを入力して、<Enter> を押します。
DRAC 4 へのログインが完了しました。
テキストコンソールの起動
管理ステーションのターミナルソフトウェア、または telnet を使って DRAC 4 にログインしたら、connect com2(シリアル /telnet コマンド)で管理下システムテキストコンソールをリダイレクトで
きます。一度にサポートできる connect com2 クライアントは(DRAC 4 ウェブインタフェースと共有する 4 つのセッションのうちで)1 つだけです。
管理下システムのテキストコンソールに接続するには、DRAC 4 のコマンドプロンプトから connect com2 と入力します(Minicom または HyperTerminal を使って表示)。
connect com2 は -h オプションもサポートしています。このオプションはテキストコンソールに最後に書き込まれた文字の履歴を表示します。履歴バッファのデフォルト(最大)サイズは 8192 文字
です。次のコマンドを使ってこの値を小さくすることもできます。
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialHistorySize <数値>
connect -h com2 コマンドは、キーボードからの入力またはシリアルポートからの新しい文字を待つ前にシリアル履歴バッファの内容を表示します。
シリアル /telnet のコマンドリストの表示
シリアル /telnet のコマンドリスト全体を表示するには、help と入力します。ご使用のシステムまたはインタフェースで対応されていないコマンドは、そのように表示されます。たとえば、指定のコマンド
がシステムで対応されていない場合、コマンドの隣に次のようなテキストが表示されます。
<NOT SUPPORTED>
ご使用のシステムで対応されていないコマンドを入力しようとすると、以下のようなエラーが表示されます。
メモ: connect com2 を使って DOS コンソールにアクセスする場合には、出力の文字が大量のデータを出力中に落ちる場合があります(30 行を超える大きなファイルのダンプなど)。この
ために telnet セッションで connect com2 が正しく表示されない可能性あります。Red Hat Enterprise Linux と Microsoft Windows Special Administration Console(SAC)
は正常に動作します。
メモ: クライアントターミナルのターミナルエミュレーションの種類(ANSI または VT100)は、-h オプションを使う場合、サーバーシリアルポート出力の種類と一致している必要があります。一致
していないと、出力が文字化けすることがあります。また、クライアントターミナルの列数と行数を 25 に設定する必要があります。