Users Guide
を設定した後、システムのインストール時またはドライブの最初の検出時に、オペレーティングシステムは仮想フロッピーデバイスにド
ライブ文字 A または B を割り当てます。
Dell 仮想メディアフロッピーデバイスをスーパーフロッピーデバイスとして設定するには、次の手順に従います。
1. 次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacVirtual -o cfgFloppyEmulation 1
2. システムを再起動します。
仮想フロッピーデバイスがスーパーフロッピーデバイスを列挙
するように修正して、システムを再起動しました。再起動後、ド
ライブ文字が変更されませんでした。
Dell 仮想メディアのドライブ文字の列挙は、オペレーティングシステムが最初にインストールされるときか、DRAC 4 IDE コントローラ
が削除されて Microsoft Windows のデバイスマネージャによって再スキャンされるときに割り当てられます。
仮想フロッピメディアにアクセスする場合、時々 Windows の
ファイルエクスプローラでタイトルバーに「応答なし」のメッセー
ジが表示されるが、フロッピーがアクセスされていることを示す
フロッピーライトはついているという状態が発生します。原因は
何ですか?
1.44 フロッピーにアクセスするには時間がかかり、特にネットワーク上では長くかかります。その結果、Windows がフロッピーを読
み取るまでかなりの時間がかかります。その間、Windows ファイルエクスプローラが「応答なし」のメッセージを表示しますがフロッ
ピの読み込みは続いています。USB キーでのアクセスの方が敏速です。
取り出し コマンド動作が失敗する原因は何でしょうか?
Red Hat Enterprise Linux のホストがブートされたときに仮想メディアクライアントが接続されていないと、取り出し コマンドは仮
想 CD デバイスの処理に失敗します。
この状態のときに CD メディアを仮想 CD デバイスから取り出すときは、CD がマウントされていないことを確認してから、クライアント
CD ドライブの 取り出し ボタンを押します。
Internet Explorer で仮想メディアのインストールをするよう
にメッセージが表示された時、仮想メディアプラグインをインス
トールしませんでした。現在、仮想メディアの機能を使えませ
ん。
メディア ページから仮想メディアプラグインインストールのダイアログボックスまで戻ると、プラグインインストールのメッセージを再度
表示することができます。
ユーザーは仮想メディアとの接続を確立したが、そのことを忘
れてしまうことがあります。他のユーザーはどうやってその接
続を解消できますか?
racadm vmdisconnect コマンドを使うと、仮想メディア接続を強制的に切断できます。
DRAC 4 がある Dell サーバーを Red Hat Enterprise
Linux を起動するとき、コンソールに次のようなエラーメッセー
ジが表示されるはどうしてですか ?
... other console startup messages (その他のコンソ
ール起動メッセージ) ...
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: hde:
VIRTUALFLOPPY DRIVE, ATAPI FLOPPY drive
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: hdf:
VIRTUALCDROM DRIVE, ATAPI CD/DVD-ROM drive
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide0 at
0x1f0-0x1f7,0x3f6 on irq 14
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide-
floppy:
hde: I/O error, pc = 23, key = 2, asc = 3a,
ascq = 0
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide-
floppy:
Can't get floppy parameters
... other console startup messages(その他のコンソー
ル起動メッセージ) ...
Red Hat Enterprise Linux IDE ドライバは、診断のためにコンソールログに送られたエラーのすべてに対して応答を書き込みま
す。しかし、この場合にはメッセージは実際のエラーを示していないので、無視して大丈夫です。
これらのエラー応答は、システムの起動中に仮想メディアクライアントが DRAC 4 管理ボードに接続されていないのに、Red Hat
Enterprise Linux IDE ドライバが仮想フロッピのメディアサイズについて情報を要求した場合に表示されます。この情報は、仮想メ
ディアクライアントのフロッピーが DRAC 4 に接続されるまで利用できません。
この場合、DRAC 4 ハードウェアからのエラー応答 (key=2, asc=3a) は「メディアはありません」です。
フロッピードライブまたは USB メモリキーの内容を見ているの
ですが、 同じドライブを使って仮想メディアの接続を確立しよう
とすると、接続エラーと再試行を求めるメッセージが表示されま
す。どうしてでしょうか。
仮想フロッピードライブへの同時アクセスはできません。ドライブの仮想化の前に、ドライブ内容を表示させているアプリケーションを終
了してください。
仮想メディア機能が機能するためには、サーバー上のドライバ
をインストールする必要はありますか?
いいえ 管理下システムにも管理ステーションにもドライバは不要です。オペレーティングシステムには、この機能に必要なものが備わ
っています。
DRAC 4 ユーザーインタフェースを使って、ファームウェアアッ
プデートをリモートで実行すると、管理下システムの仮想ドライ
ブが消えてしまいます。
ファームウェアアップデートによって DRAC 4 がリセットされてしまうため、仮想ドライブがマウント解除されます。Windows を実行
しているシステムの仮想ドライブを復元するには、システムを再起動するか、Windows デバイスマネージャーを使って新しいハード
ウェアをスキャンします。Red Hat Enterprise Linux を実行しているシステムで仮想ドライブを復元するには、ファームウェアアッ
プデートが完了した後でドライブを再度取り付けます。
システムを起動する前に、仮想メディア機能はどのように見え
ますか?
システム起動中は、BIOS には使用できる仮想デバイスがリスト表示されます。2 つのデバイスがリストされたメッセージが次のよう
に表示されます。
Drive Number : 0 VIRTUALFLOPPY DRIVE Removable Media Drive (ドライブ番号: 0 仮想フロッピードライブ
リムーバブルメディアドライブ)
Drive Number : 1 VIRTUALCDROM DRIVE (ドライブ番号: 1 仮想 CDROM ドライブ)
起動可能な仮想デバイスをどのように設定しますか?
管理下システムで BIOS 設定に移動し、起動メニューに進みます。起動メニューには、仮想 CD ドライブと仮想フロッピードライブが
リスト表示されています。仮想デバイスの順序を起動順序に変更することができます。たとえば、CD ドライブから起動するには、最初
に CD ドライブを起動順序にする必要があります。
どのメディアを使って起動できますか?
DRAC 4 では、以下のすべての起動可能なメディアからの起動が可能です。
l CDROM メディア
l 1.44 フロッピーディスク
l 1.44 フロッピーイメージ
l USB キー
l ISO9660 フォーマットの CD/DVD イメージファイル