Users Guide
5. 変更を保存して終了します。
管理下システムが再起動します。
管理下システムは、変更された起動順序にもとづいて、起動デバイスからの起動を試みます。仮想デバイスが接続しており、起動可能なメディアが存在する場合は、システムはこの仮想デバイ
スから起動します。そうでない場合は、システムは起動可能なメディアのない物理デバイスのように、この操作をスキップします。
仮想メディアを使用したオペレーティングシステムのインストール
1. オペレーティングシステムのインストール CD が管理ステーションの CD ドライブに挿入されているのを確認してください。
2. ローカル CD ドライブを選択して、仮想ドライブに接続しているのを確認します。
3. 「仮想メディアからの起動」の起動手順に従って、BIOS がインストール元の CD ドライブから起動するように設定されていることを確認してください。
4. 画面の指示に従ってセットアップを完了します。
サーバーのオペレーティングシステムが実行しているときの仮想メディアの使用
Windows ベースのシステム
Windows システムでは、仮想メディアドライブが取り付けられ、ドライブ文字が備わっています。
Windows からの仮想ドライブの使い方は、物理ドライブの場合とほぼ同じです。管理ステーションでメディアに接続してからメディアを使用するには、ドライブをクリックし、その内容を参照します。
Linux ベースのシステム
Red Hat Enterprise Linux システムでは、ドライブにアクセスする前に仮想ドライブをマウントする必要があります。ドライブをマウントする前に、まず管理ステーションでメディアに接続する必要があ
ります。
Red Hat Enterprise Linux は、 /etc/fstab のファイルに仮想フロッピーと CD ドライブのマウントポイントを自動的に作成します。
割り当てられた仮想メディアデバイスを識別するには、次のコマンドを入力します。
cat /var/log/messages | grep VIRTUAL
仮想 CD には /dev/cdromX と呼ばれるデバイスのエントリがあります(X は Red Hat Enterprise Linux で割り当てられたオプションのインデックスです)。通常、仮想 CD ドライブに
は /dev/cdrom1 という名前が付いており、ローカル CD ドライブには /dev/cdrom という名前が付いています。
仮想フロッピードライブには、/dev/floppyX と呼ばれるデバイスのエントリがあります(X は Red Hat Enterprise Linux で割り当てられたオプションのインデックスです)。ローカルフロッピードライ
ブが存在するかどうかによって、仮想フロッピードライブには、/dev/floppy または /dev/floppy1 という名前が付いています。
仮想メディア機能の有効と無効
仮想メディアは racadm コマンドを使って有効または無効にできます。このコマンドはいつでも実行できますが、仮想メディア機能の有効と無効はシステムを再起動するまでは適用されません。
仮想メディアは、表2-1 に示されるように、オプション ROM で有効、または無効にすることもできます。
仮想メディア機能を無効にすると、システムの再起動後、DRAC 4 IDE オプション ROM ユーティリティが最大約15 秒間タイムアウトになります(仮想デバイス 1 つにつき約 7.5 秒)。
仮想メディア機能はデフォルトでは有効になっています。無効にすると、DRAC は IDE バスから仮想 CD / フロッピーディスケットドライブを無効にし、次のメッセージを表示します。
Drive Number: 0 failed to detect Virtual device (ドライブ番号: 0 仮想デバイスの検知に失敗しました)
Drive Number: 1 failed to detect Virtual device (ドライブ番号: 1 仮想デバイスの検知に失敗しました)
仮想メディアを有効にする
メモ: 仮想メディアから起動するには、まず仮想メディアを接続してから IDE オプション ROM を実行する必要があります。
メモ: 2 つの仮想ドライブは、オペレーティングシステムが実行している場合にのみ同時に動作します。仮想 CD ドライブを使用してオペレーティングシステムをインストールしている間は、仮想
フロッピードライブは使用できません。
メモ: ウェブユーザーインタフェースを使用して仮想メディアを有効または無効にすることはできません。