Users Guide
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仮想メディアの設定と使用法
Dell Remote Access Controller 4 Firmware Version 1.70 ユーザーズガイド
概要
仮想メディアプラグインのインストール
仮想メディア機能の使い方
仮想メディア機能の有効と無効
オペレーティングシステムに適した仮想フロッピー機能の設定
よくあるお問い合わせ(FAQ)
概要
仮想メディア機能では、管理下システムに仮想フロッピーディスケットドライブと仮想 CD ドライブが用意され、ネットワーク上のどこからでもスタンダードメディアを使用できます。 図7-1 に、仮想メディ
アの全体的なアーキテクチャを示します。
図 7-1仮想メディアの全体的なアーキテクチャ
仮想メディアを使用すると、管理下システムの起動から、アプリケーションのインストール、ドライバのアップデート、新しいオペレーティングシステムのインストールまで、CD/FD ドライブからリモートで
実行することができます。
管理下システムは DRAC 4 カードを使用して構成されています。仮想 CD とフロッピードライブは DRAC 4 に内蔵された 2 つの電子デバイスで、DRAC 4 ファームウェアにより制御されます。これら
の 2 つのデバイスは、仮想メディアが接続されているか切断されているかにかかわらず、常に管理下システムのオペレーティングシステムと BIOS にあります。
管理ステーションは、物理的なメディアまたはイメージファイルをネットワークを介して提供します。仮想メディア機能が動作するには、仮想メディアプラグインが管理ステーションにインストールされてい
る必要があります。RAC ブラウザを初めて起動し、仮想メディアページにアクセスする場合には、仮想メディアプラグインが DRAC 4 Web Server からダウンロードされ、管理ステーションに自動的に
インストールされます。
仮想メディアを接続すると、管理下システムからの仮想 CD/フロッピードライブへのアクセス要求はすべてネットワーク経由で管理ステーションへ送られます。仮想メディアの接続は、仮想デバイスにメ
ディアを挿入する場合と全く同等です。仮想メディアが接続されていない場合には、管理下システムの仮想デバイスはメディアのない 2 つのドライブのように動作します。仮想メディアは 128 Kbps 以
上のネットワーク帯域幅を必要とします。
表7-1 に、仮想フロッピーと仮想オプティカルドライブにサポートされているドライブ接続をリストします。
表 7-1サポートされているドライブ接続
仮想メディアプラグインのインストール
仮想メディア機能を使用するには、管理ステーションに仮想メディアブラウザのプラグインがインストールされていることが必要です。DRAC 4 ユーザーインタフェースを開いて仮想メディアページを起動
すると、ブラウザが必要に応じてプラグインのダウンロードを自動的に開始します。プラグインが正常にインストールされると、仮想ドライブに接続しているフロッピーディスクと光ディスクのリストが仮想メ
メモ: 接続中に仮想メディアを変更すると、システム起動順序が停止する場合があります。
サポートされている仮想フロッピードライブ接続
サポートされている仮想オプティカルドライブ接続
レガシー 1.44 1. 44 フロッピーディスケットを使用のフロッピードライブ
CD-ROM、CDRW または CD-ROM メディアとのコンビネーションドライブ
USB フロッピードライブ(1.44 フロッピーディスケット)
DVD、DVD-RW または DVD メディアとのコンビネーションドライブ
1.44 フロッピーイメージ
ISO9660 フォーマットの CD-ROM イメージファイル
USB メモリキー
USB CD-ROM または DVD ドライブ と CD-ROM または DVD メディア