Users Guide
前回のクラッシュ画面を表示するときに、前回クラッシュ画面 ページを使用すると、システムクラッシュに至ったイベントに関する情報を取得できます。前回システムクラッシュ情報は、DRAC 4 メモリ
に保存されリモートからアクセスできます。システムクラッシュが発生した日付は、前回クラッシュ画面に表示されます。
前回のクラッシュ画 面 ページの右上に次のボタンがあります(表4-27 を参照)。
表 4-27前回のクラッシュ画面ページのボタン
診断コンソールの使用
DRAC 4 は Microsoft Windowsまたは Red Hat Enterprise Linux システムにあるようなネットワーク診断ツールの基本パッケージを提供しています。DRAC 4 のウェブインタフェースを使用し
て、診断 タブをクリックすると、以下のネットワークデバッグツールにアクセスできます。
診断コンソールによって、デバッグおよびページングを実行できます。 表4-28 に、 診 断コンソール ページで使用できるオプションを示します。
表 4-28診断コマンド
診断コンソール 画面の右上に次のボタンがあります(表4-29 を参照)。
表 4-29診断コンソールページボタン(右上)
ネットワーク問題のトラブルシューティング
内部 DRAC 4 トレースログは、管理者が DRAC 4 から警告またはネットワークをデバッグするときに使用できます。トレースログを DRAC 4 ウェブインタフェースからアクセスするには、診断 タブをク
リックして gettracelog コマンドを入力します。Trace ログが表示され、次の情報を追跡します。
l DHCP - DHCP サーバーから送受信したパケットを追跡します。
l IP - 送受信した IP パケットを追跡します。
注意: 前回クラッシュ画面をキャプチャするには、Managed System Software がインストールされている必要があります。
ボタン
動作
印刷
前回のクラッシュ画 面 ページを印刷します。
名前を付 けて保存
ポップアップウィンドウが開き、選択したディレクトリに前回クラッシュ画面 を保存できます。
更新
前回のクラッシュ画 面 ページを再ロードします。
前回クラッシュ画面の削除
前回のクラッシュ画 面 ページを削除します。
メモ: ウォッチドッグタイマーは変動するため、システムリセットタイマーが 30 秒未満の値に設定されている場合は、前回クラッシュ画面 がキャプチャされない確率が高くなります。Server
Administrator と IT Assistant でシステムリセットタイマーを 30 秒以上に設定して、前回クラッシュ画面 が正しく機能することを確認します。詳細については、「管理下システムが前回ク
ラッシュ画面を取り込むように設定する」を参照してください。
メモ: 次のコマンドの 1 つを入力して 送信 をクリックします。デバッグタスクの結果は、ページの下の 診 断コマンドの結果 に表示されます。
コマンド
説明
arp
ARP (Address Resolution Protocol) テーブルの内容を表示します。ARP エントリの追加や削除はできません。
ifconfig
ネットワークインタフェーステーブルの内容を表示します。
netstat
ルーティングテーブルの内容を印刷します。netstat オプションの右のテキストフィールドにインタフェース番号をオプションで入力すると、インタフェース、バッファの使用率、そ
の他のネットワークインタフェースに関する情報が印刷されます。
ping <IP アドレ
ス>
宛先 IP アドレスに、現在のルーティングテーブルの内容が含まれた DRAC 4 からアクセス可能であることを確認します。宛先 IP アドレスをこのオプションの右にあるフィールド
に入力してください。ICMP(インターネットコントロールメッセージプロトコル)エコーパケットが現在のルーティングテーブルの内容に基づいて宛先 IP アドレスに送信されます。
getcoredump
前回コントローラがクラッシュしたときに記録されたレジスタ値とメモリマップなどの詳細情報を含んだ前回のコントローラクラッシュを表示します。以前にコントローラがクラッシュ
していない場合や、データが削除されている場合には、「コアダンプを使用できません」というメッセージが表示されます。
settracelog
デバッグトレースレベルを設定し、ローカルネットワークに送信するメッセージの種類を識別できます。-d オプションを使うと、送受信した DHCP パケットをトレースできます。-i オ
プションを使うと、送受信した IP パケットをトレースできます。たとえば、次のように入力します。
送受信した IP パケットをトレースするには、settracelog -i と入力します。トレースログを無効にするには、引数なしで settracelog と入力します。
gettracelog
UNIX®形式のシステムログを表示します。このログは、タイムスタンプ付きのエントリを含んだ揮発性のメモリレジデントログです。
nettrace
現在の Trace ログ設定を表示できます。
ボタン
動作
更新
診断コンソール ページを再ロードします。
メモ: DRAC 4 トレースログでは、印刷できない ASCII 文字は、印刷可能な ASCII 文字に変換されます。文字コードが 0x20 未満か、0x7f ~ 0xa0(0x7f と 0xa0 を含む)の間にある
場合は、値 0x40 が除外され、印刷前に "^" の後にくる文字が最初に追加されます。その結果、ASCII 復帰文字 0xd は、トレースログでは "^M" と印刷されます。
メモ: DRAC 4 は、1500 バイトより大きいパケットサイズの ICMP(Ping)にはエコーしません。