Users Guide
racadm fwupdate -s
racadm fwupdate -g [-u ] [-w][-D] [-a <IP アドレス>] [-f <パス / ファイル>]
racadm fwupdate -c
racadm fwupdate -p -f <アップデートファイル名> [-u] [-w] [-D]
説明
fwupdate サブコマンドによって、呼び出し元は DRAC 4 のファームウェアをアップデートできます。ユーザーは次のような操作を行うことができます。
l RAMdisk アップデート領域にロードされたファームウェアアップデートのアップデートを開始します。
l ファームウェアアップデートプロセスの状態を確認します。
l TFTP サーバーからファームウェアアップデートファイルを取得して、RAMdisk 領域にロードするように DRAC 4 ファームウェアに指示します。
ユーザーは IP アドレスとパス / ファイル名、または IP アドレスとディレクトリを指定するか、データベース内のデフォルト値を使用できます。またユーザーはロード後にアップデートを開始す
るか、終了してから改めてアップデートプロセスを開始するように呼び出すこともできます。
l アップデートファイルを DRAC 4 RAMdisk 領域にロードします。
入力
表 A-10 に fwupdate サブコマンドオプションを示します。
表 A-10. fwupdate サブコマンドオプション
メモ: -p および -u オプションは、シリアル /telnet コンソールではサポートされていません。
オ
プ
ショ
ン
説明
-u
アップデート オプションは、ファームウェアアップデートファイルのチェックサムを実行し、実際のアップデートプロセスを開始します。このオプションを自動入力すると、ファームウェアアップ
デートファイルが既に -g または -p オプションを使って RAMdisk にロードされたと見なされます。このオプションは、-g または -p オプションと一緒に使用できます。ファームウェアアップ
デートファイルがロードされてから、1 回の呼び出しでアップデートプロセスが開始されます。アップデートの最後に DRAC 4 はソフトリセットを実行します。
-w
ウェイト オプションは、アップデート処理へ進む前の遅延 待機を意味します。-w オプションは、-u オプションと一緒に使用した場合にのみ有効です。
-s
ステータス オプションは、アップデートプロセスの現在の状態を返します。このオプションは常に単独で入力されます。-s オプションを他のオプションと一緒に入力しないでください。一緒に
入力すると、状態には入力した唯一のオプションとして表示されます。
-g
取得 オプションは、TFTP サーバからファームウェアアップデートを取得し、RAMdisk 領域に配置するようにファームウェアに指示します。ユーザーは次の項で説明する -a および / また
は -f または -d オプションを指定することもできます。-a または -f オプションがない場合、cfgRhostsFwUpdateIpAddr および cfgRhostsFwUpdatePath プロパティを使ってグ
ループ cfgRemoteHosts に含まれているプロパティから読み取られたデフォルト値が読み取られます。
-a
IP アドレス オプションは、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
-d
-d、またはディレクトリオプションで、TFTP サーバ上、また DRAC 4 のホストシステム上でのファームウェアアップデートファイルのディレクトリを指定します。-f オプションを-d オプショ
ンと一緒に使用しないでください。
-D
アップデート完了後に DRAC 4 がリセットされます。起動時に、すべてのファームウェア設定パラメータをデフォルト値にリセットする呼び出しが行われます。詳細については、
「racresetcfg」を参照してください。
-c
-c 、またはチェックサムオプションを使うと、ユーザーは RAMdisk 領域にロードされたアップデートファイルを検証できます。アップデートファイルは 2 つのロードメカニズム(racadm
CLI または TFTP)のどちらかによってロードできます。このオプションはファームウェアアップデートファイルのサイズを必然的に取得し、チェックサムを演算してファイルトークンを検証しま
す。TFTP インタフェースはロード後、チェックサムを自動的に検証します。このオプションは主に FTP を使用しているときに使用されます。-c オプションは他のオプションと一緒には使用さ
れません。(-u オプションは常にプログラミング前にチェックサムを行います。-u オプションとの併用が可能です)。
-p
-p 、またはputオプションは、ファームウェアアップデートファイルを管理下システムから DRAC 4 に転送する(FTP)場合に使用します。-f オプションを使用する場合は、アップデートイ
メージ名は firming.dm1 でなければなりません。アップデートファイルは FTP 経由で DRAC 4 に送信されます。チェックサムは新しくロードしたイメージ上で実行されます。チェックサム
が正しくないと、エラーメッセージが表示されます。ユーザーはこの操作のために fwupdate -s オプションを使用する必要はありません。同じコマンドラインに -u オプションを入力する
と、アップデート処理が開始します。