Users Guide
DRAC 4 では、RAC プロパティデータベースに最高 16 名までのユーザーを設定できます。DRAC 4 ユーザーを手動で追加する前に、存在するユーザーを把握しておく必要があります。DRAC 4 が
新しい場合や、racadm racresetcfg コマンドが実行された場合、唯一のユーザーは「root」でパスワードは「calvin」になります。racresetcfg サブコマンドは、DRAC 4 を元のデフォルト
にリセットします。
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力すると、ユーザーが存在するかどうかを検索できます。
racadm getconfig -u <ユーザー名>
または、1 ~ 16 までの各インデックスに対して次のコマンドを 1 回ずつ入力することができます。
racadm getconfig -g cfgUserAdmin -i <インデックス>
種類を超える数のパラメータとオブジェクト ID が現在値とともに表示されます。ここで注目すべきオブジェクトは次の 2 種類です。
# cfgUserAdminIndex=XX
cfgUserAdminUserName=
cfgUserAdminUserName オブジェクトに何も値がない場合、cfgUserAdminIndex オブジェクトに示されるインデックス番号が使用可能です。「=」の後に名前が表示されたら、そのインデック
スはそのユーザー名が使用しています。
警告機能を持たない DRAC 4 ユーザーの追加
警告情報を入れずに単にユーザーを追加する場合、最初に「 DRAC 4 ユーザーを追加する前に」の手順を用いて、利用できるユーザーインデックスを見つけます。その後、新しいユーザー名とパスワ
ードを使って、次の 2 つのコマンドラインを入力します。
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminUserName -i <インデックス> <ユーザー名>
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminPassword -i <インデックス> <パスワード>
例:
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminUserName -i 2 john
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminPassword -i 2 123456
「john」というユーザー名が「123456」というパスワードで作成されます。このユーザー名とパスワードを使用して、ウェブベースのリモートアクセスインタフェースにログインできます。次の 2 つのコマ
ンドのいずれかを使用してこれを検証できます。
注意: すべての設定パラメータがデフォルトにリセットされ、以前の変更は失われるので、このコマンドを使用するときは注意が必要です。
メモ: ユーザーは常に追加および削除できるため、ある DRAC 4 上のユーザーが別の DRAC 4 で同一ユーザーとして異なるインデックス番号を持つこともありえます。
メモ: この情報を取得する別の方法として、racadm getconfig -f <myfile.cfg> を入力し、すべての DRAC 4 設定パラメータを含む myfile.cfg ファイルを表示または編集する方
法があります。
メモ: racadm config サブコマンドを使用して手動でユーザーを追加 / 削除する場合は、 -i オプションでインデックスを必ず指定してください。前の例に表示された
cfgUserAdminIndex オブジェクトに '#' 文字があることに注意してください。また、 racadm config -f racadm.cfg コマンドを使用して書き込むグループ / オブジェクトを指定する場
合は、インデックスを指定できません。新しいユーザーは最初に利用できるインデックスに追加されます。この動作により、同じ設定を持つ複数の DRAC 4 を設定する柔軟性が得られます。