Users Guide
インデックスは作成と削除が繰返されるため、グループは次第に使用および未使用インデックスで断片的になってくる可能性があります。インデックスが存在する場合は変更されます。インデック
スが存在しない場合、最初に使用できるインデックスが使用されます。この新しい方法を使うと、ユーザーが管理されているすべての RAC 間で正確なインデックスの一致を行う必要がないた
め、インデックス付けされたエントリを追加する際の柔軟性ができます。新しいユーザーは最初に使用できるインデックスに追加されます。DRAC 4 で正しく解析および実行される .cfg ファイル
は、すべてのインデックスがいっぱいで、新しいユーザーが追加されている場合、正しく実行されない場合があります。
l racresetcfg サブコマンドを使って、すべての DRAC 4 を同じにします。
すべての DRAC 4 を同じにする場合、racresetcfg サブコマンドを使用して DRAC 4 を元のデフォルトにリセットしてから racadm config -f <ファイル名> .cfg コマンドを実行しま
す。.cfg ファイルにすべての必要オブジェクト、ユーザー、インデックス、およびその他のパラメータが入っていることを確認します。
パーシング規則
l 「#」で始まる行はすべてコメントとして扱われます。
コメント行は一列目から記述する必要があります。その他の列にある「#」の文字は単に # という文字として扱われます。(一部のモデムパラメータには # を文字列の一部に用いるものがありま
す。エスケープ文字は必要ありません。.cfg を racadm getconfig -f <ファイル名 >.cfg コマンドで生成した後に、エスケープ文字を追加せずに racadm config -f <ファイル名
>.cfg コマンドを異なる DRAC 4 で実行することもできます。)
例:
#
# これはコメントになります。
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPageModemInitString=<モデムの初期文字列の # はコメントではありません>
l すべてのグループエントリは「[」と「]」の文字で囲む必要があります。
グループ名を示すときの開始の「[」は一列目になければなりません。グループ名はそのグループ内のどのオブジェクトよりも前に指定する必要があります。オブジェクトに関係するグループ名が
ない場合、エラーが発生します。設定データは、「DRAC 4 プロパティデータベースグループおよびオブジェクト定義」に定義されるようにグループ分けされています。
次に、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値の使用例を示します。
例:
[cfgLanNetworking]
cfgNicIpAddress=143.154.133.121
l すべてのパラメータは、「object」、「=」、または「value」の間に空白を入れずに「object=value」のペアとして指定されます。
値の後ろにあるスペースは無視されます。値の文字列内にあるスペースはそのままにされます。'=' の右側の文字はそのまま使用されます (例 2 番目の '='、または '#'、'['、']'、など)。これら
の文字はすべてモデムの設定に使われるチャットスクリプト文字です。
前項の例を参照してください。
l .cfg 解析はインデックスオブジェクトエントリを無視します。
注意: racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと DRAC 4 NIC は元のデフォルトの設定にリセットされ、ユーザーおよびユーザー設定はすべて削除されます。root ユーザ
ーが利用可能なとき、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。